第1話 異世界転移やってみた!(気づいたらなってた……。)
異世界がオタクを活かす場所!
略して「ここオタ」です。
誤字、脱字があるかもしれません。
ただそういったものを発見された場合は、温かいコメントお願いします。
俺の名前は、【風霧 優夜(かざぎり ゆうや)】
年齢は17歳、高校二年生。
そして
《オタク》だ。
まだ、炎天下とも言えないビミョーな七月の今日。
終業式があり、夏休みを迎えて、学校から帰っていた。
そんな俺は、宿題なんかすっかり忘れて、ついさっき迎えた夏休み期間は暑くなると思い。
クーラーの効いた部屋で、やはりアニメを見るに限ると、くだらない思考を続けていた。
「今日は確か夏期アニメが新しく始まるじゃなかったっけ。・・・・・こりゃ、帰って速攻で見るしかないな!」
と、小さく呟いて高校から帰る途中
駅前の横断歩道まで歩いていた。
すると、横断歩道の前に着いて信号が赤に変わったと同時に目線を正面にすると、横断歩道の真ん中でフードを被った人が誰かを探しているかのように立っていた。
深くフードを被っていたので顔は当然見えなかったし、そのすぐ近くにはその人を引きそうなトラックがあった。
(⁉何でトラックはクラクションを鳴らさないんだ!気がついていないのか⁉︎)
そう考えた俺は、居ても立っても居られなくなった
「ああ〜!、もう‼︎」
そう大声で、独り言を言って飛び出した。
「危ない!」
《プ〜!!!!!》
(あ、俺おわた)
そう思った瞬間、視界が渦を巻き吸い込まれていくように感じ、トラックのクラクションの音が遠ざかっていくように思い、
瞬きをした瞬間。
目の前の景色が一変した。
ドス!っと音を立てて誰かにぶつかりそのまま倒れた。
?
誰かにぶつかった?
「……え。」
恐る恐る目を開けると、なんとなんと!俺に押し倒された金髪の超絶美少女が頰を赤らめてビックリししているではないか!!!!!!
や、ヤベェ……。鼻血出そう。
「キャーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
パチーン!!!!!
「がぁっは!!!!!ブゥー!!!!!」
悲鳴をあげた金髪美少女は、俺をビンタをした。
当然だ、知らない相手から押し倒されたんだ。しかし、女性の方からビンタをかまされたのは人生初だ。
意外と、痛いなー。……ビンタ。
対して俺は、出かけていた鼻血をビンタされた影響で吹き出してしまった。そして、一気に大量に血を出したせいか目眩がして、意識を失った。
「……ん………んー」
「目が覚めましたか?」
「え?」
目が覚めると、今までいた状況も場所違い
どこぞのユ●バのや、デ●ズニー●ンドなどのテーマパークより立派でどデカイ洋風の城やその周りには、すごくリアルな洋風の建物が並んでいた。
しかも、そこにはもちろん人もいたが明らかに顔がモンスターみたいな奴らが賑やかにしていて、とても着ぐるみとは思えないくらい表情が豊かだ……。
さらに
仰向けの状態で寝ている優夜の頭の後ろには程よい柔らかい感触があり、目の前には今さっきぶつかった金髪美女が下を向いている。
つまり・・・ 膝枕だ。
「目は覚めましたか?」
「はい、バッチリ」
(人生初の膝枕だ、そりゃもうバッチリ)
「急な事とはいえ、気絶させてしまい申し訳ありません。」
「いえいえ、こちらこそ滅多ない膝枕ごちそうさまです。」
「体験?よく意味はわかりませんが、こけた拍子に押し倒されたものですから本当にすみませんでした。」
(俺はこけたと言う設定らしい、都合がいいのでこのまま話しを続けておこう。)
「あのー、気絶した身で悪いんだが俺も目が覚めた事だし、この体勢変えないか?」
「……〜〜〜……そ…そうですね!変えましょう!」
彼女は、顔を真っ赤にしてそう言った。
そして二人は、その場に立った。
その時優夜は、自分が噴水の岩場に寝そべっていたことがわかった。
「まずは、自己紹介だな。」
「そうですね、では私から。
アリシア・シャインレイ・アインラット16歳です。呼び方は、シャインレイやアリシアと呼び捨てでも構いません。」
「うーん、じゃあアリシアで。」
「はっ、はい。」
アリシアは何故か、初めて呼び捨てされた女の子ぽい反応をして、返事をした。
「次は俺だな!
風霧 優夜17歳です。呼び方は任せる。」
「じゃあ……ゆ、ユウヤさんで…〜〜……。」
何故か、はずかしそうに言った。
「俺この世界のことあんま知んないんだよ。(いろんな意味で)だから、ちょっと教えてくれないか?」
他の人やモンスターじみてる奴らに聞くのは、怖いしこう見えてコミュ症な優夜には、ちょうどよかったのだ。
「いいですけど……。この世界って、ユウヤさんはどこから来たんですか?」
(そう聞かれると困るなぁ〜。あ、そうだ!リゼ●のス●ル君の言葉を借りよう! )
「えーと……。テンプレ的な答えだと、たぶん、東のちっさい国からだな!」
「東の国は、ここですが……小さいとは言えないですし……。」
と、アリシアが困った顔をすると慌てて優夜は言った。
「とにかく!この世界…じゃなくて!この国を案内してくれないか?」
(これでどうだ!)
「この国ついてなら、私!自信があります!」
目を輝かせ、キラキラとしたオーラを漂わせながら顔を近づけてきた。
(近い!か、顔が近い!!!!!)
「はうっ!〜\\\\\\\〜」
優夜が心の中で意識した事がわかったのか、アリシアは頰を赤らめ一歩後ろに下がった。
・・・・・・
かなりの間があった後に優夜が、喋り始めた。
「と、とりあえず案内してくれないか?」
「はっ、はい。ぜひ」
何故か、国案内はきまずい雰囲気でスタートした。
楽しめましたでしょうか良かったらアドバイス・リクエストお願いします。
リクエストは誰は付き合ってほしいとかもっと〇〇を増やしてなど頂けると嬉しいです。
また、続編も読んでくださいありがとうございました。