第8章 それから……
「これはどういう事ですか?」
戦士さんがキスィメン4世さんに声をかける。
メアリーさんはキスィメン4世さんを縛ったロープを戦士さんに渡す。
「仕方なかったんだ……。」
がっくりとうなだれるキスィメン4世さん。
もはや逃げる気はないみたいだ。
「詳しい話は、ギルドで聞かせてもらおう。」
戦士はキスィメン4世さんに言い放つ。
その言葉にキスィメン4世さんはがっくりと肩を落とした。
そして、私たちも一緒にと言うことで、私とユーリーさんの2人でキスィメン4世さんと一緒にギルド本部へと向かう。
東の空が白み始めたころ、ギルド本部へと到着した。
「トモリ、よくあんなメンバーで冒険しているわね。」
ユーリーさんは呆れたように私に話しかけてきた。
それもそのはず、金シャチさんは静止を聞かず、味方を巻き添えにするような大技を使おうとしたし、メアリーさんは犠牲者を出している。
クマモドキが絶命したのを知ったらすぐに駆け寄ったのも、金シャチさんだ。
返す言葉もない。
「え……と、その……成り行きで。」
私はひきつった笑顔で答えることしかできなかった。
「なんであなたたちのメンバーは仲間を巻き添えにしたがるの?」
ユーリーさんは続けた。
それは、私も知りたいですよ。
心の中で、叫んだけれど言葉は口から出ることはなかった。
「これじゃ、これからも監視が必要みたいね。」
ユーリーさんが言う。
え? それってもしかして……パーティを抜けない?
「はい、そうですね。
よろしくお願いします。」
私は、うれしくて即答した。
「しょうがないわね。」
ユーリーさんは苦笑を浮かべながらも私の頭に手を置いた。
こんなパーティだからこそ、みんなをまとめられる人材が必要なんだ。
それが今回の一件でユーリーさんだと確信した。
これで私たちは本当のパーティに成れた気がしたのだ。
ギルドの対策本部で、待っていた私たち。
キスィメン4世さんの聴取が終わったようで、次は私たちの番。
私は聴取を受けるのは2回目だ。
でもやっぱり緊張するな。
私はこれまでのいきさつを包み隠さずギルドの幹部さんに話した。
依頼を受けてからの様子、誓約書のこと。
深夜の取引。
その後の侵入者。
時々、ユーリーさんが抜けているところをフォローしてくれた。
そう、キスィメン4世さんが街を危険にさらしたという事実が明るみに出た今、あの誓約書は反故になったはず。
私は、気づいたこと、思ったことをこと細かくギルド幹部の人に話したのだった。
私たちの聴取は2時間にも及んだ。
ギルドも内偵捜査を行っていたらしく、私たちの聴取でその裏付をとったという感じだ。
最後にキスィメン4世さんにもう一度聴取が行われた。
私たちも同席で。
あの厳つい職人さんは今やすっかり、その威厳を無くしなんだか可哀そうになる。
キスィメン4世さんは娘姉妹にモンスターをねだられたのだそうだ。
溺愛の娘の頼みのため、断ることができず、知人の紹介でペット用モンスターを販売している商人ファナシーと取引をしたということだった。
そう、ファナシーと言えばお抱え冒険者フィソニコミさんたちがいる。
ギルドは、どうやってモンスターを街に連れ込んだのか、その手口を暴くためすぐに商人ファナシーと冒険者フィソニコミさんたちを指名手配した。
しかし、冒険者フィソニコミさんたちはもうすでにこの街を後にしていた。
昨晩の捕り物劇の最中、この街の東門から街を出て行ったとのことだった。
キスィメン4世さんは、どうやって街中にモンスターを生きたまま連れ込んだかまでは知らなかったようで、この事件はまだ解決には至らなかった。
「キスィメン4世さん。
ちょっと可哀そうですね。」
聴取の後、対策本部に戻った私とユーリーさん。
私はユーリーさんに聞こえるくらいの声で呟いた。
「仕方ないですよ。
あのまま放置していれば街の人を危険に晒しているのと同じですからね。」
「そうですよね。」
いくら溺愛の娘の頼みと言えども、他人を危険に巻き込んじゃいけないですよね。
何気なく、テーブルの上の獣皮紙に視線を落とす。
キスィメン邸に書いてあった△の上から×の印が書かれてあった。
そう言えば、この印なんだろう?
「あの、ちょっといいですか?」
「なんだ?」
私は近くの冒険者さんに声をかける。
彼は、じろりと私を見下した。
「この印の意味って分かります?」
疑問をぶつけてみた。
対策本部にいる冒険者ならきっとこの印の意味を知っているに違いない。
「この印か。△は商人ファナシーと接触のあった人物の屋敷だ。
×印は……。」
「モンスター騒動のあった場所、ですね?」
ユーリーさんが、呟いた。
「そうだ。お前たちはあのキスィメン4世の屋敷にいた者か?」
「はい。彼の屋敷の警護を担当していました。」
今思えば、キスィメン4世さんは万が一モンスターが暴れだすような状況を考えて、私たち冒険者を護衛に着けていたのかもしれない。
「そうか、話はウイロから聞いている。
どんな豪傑かと思えば、女2人か。」
上から目線だ。
でもこの人私たちより強い。
なんとなくそんなオーラが出ている。
「よう、トモリ無事だったか。」
「し、シィタッケさん?」
突然話に割り込んできた場違いの明るい声。
冒険者集団’黄金の衣’のメンバーで、ミソカツ亭の常連客でもあるシィタッケさんだ。
「どうしてここに?」
なんで、こんなところにいるの?
「ああ、俺たちも召喚されたんだ。
それにしても聞いたぜ、大活躍だったそうじゃないか」
私の頭をくしゃくしゃとするシィタッケさん。
「そ、そんな。
ギルドの冒険者さんたちがいなかったらどうなっていたか……。」
「ウイロとナイロのことか?
その2人から聞いたんだよ。
なんでも相手はあの、クマンだったんだって?
よく、倒せたな。」
クマン? あのモンスターのこと?
「こら、シィタッケ。
トモリが困っているだろう。
手を放してやれ。」
「おお、すまんすまん。」
ニックさんの一言で私の頭を押さえていた腕が離された。
見れば’黄金の衣’の面々が揃っていた。
「ニックさん、クマンってあのモンスターのことですか?」
私は疑問をぶつけてみる。
「ああ、そうだ。
クマに似たモンスターで、巨大クマより一回りでかい。
燃焼の魔法も使う、かなり厄介なモンスターだ。」
ね、燃焼の魔法?
危なかった。
そんな相手と戦っていたんだ、私たちは。
「ウイロとナイロが加勢していたとはいえ、お前たち4人で戦ったんだ。
本当無事で何よりだ。」
ニックさんも私の頭をくしゃくしゃしてくれた。
「トモリ、こちらの方々は?」
ユーリーさんが一人話についていけず、黙って立っていた。
「あ、ごめんなさい。
彼はニックさん、この冒険者パーティ、’黄金の衣’のリーダーです。
で、こっちがシィタッケさん。
こちらが魔法使いのクァボチャさんとイーモさん。
そしてあそこにいるのがニャスさんです。
私の憧れの冒険者さんたちです。」
私は自慢げに答えた。
「そうですか、私は彼女のパーティに所属しているユーリーです。
’黄金の衣’と言えば、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの冒険者パーティ。
まさかトモリの知り合いなんて驚きです。」
ユーリーさんも’黄金の衣’の存在は知っていたんだね。
有名だもんね。
「君たちは2人で組んでいるのかい?」
ニックさんがユーリーさんに尋ねる。
「いえ、あと2人。
翼人の男女がいます。
今は、キスィメン邸の後処理を行っていると思います。」
ユーリーさんが答える。
「じゃ、事後処理が終わったらミソカツ亭で乾杯と行こうか。
初の冒険の成功の祝いによ。
俺がおごるからな、な。」
シィタッケさんが提案する。
でも……私はユーリーさんの方に視線を移した。
ユーリーさんは、無表情だ。
「あ、アハハハ。
ありがとうございますシィタッケさん。
でも今回の冒険、私たちパーティに犠牲者がいるんです。
お気持ちだけ受け取っておきます。」
私は、何とも言えない気持ちになりながらシィタッケさんの申し出を断った。
「そうか、知らぬこととはいえそれはすまなかったな。」
「いえ、いいんです。
気にしないでください。」
私はひきつった笑顔で答えた。
しばらく私たちの間に沈黙が流れる。
そんな時、扉が開かれた。
そしてギルドの幹部の1人が入ってきた。
そのまま私たちの方へ、歩いてくる。
私は思わず緊張してしまった。
「キスィメン4世の処遇については、これより長老会にて検討される。
ついては君たちの処遇についてだが……。」
「私たちの身の安全は保障すると聞いていますが。」
ユーリーさんが、言葉を挟んだ。
「ああ、もちろんだとも。
キスィメン4世は、おそらく禁固刑になるだろう。
そのため君たちに支払われるべき依頼料が滞ることになる。
協議の結果、依頼料の後金はギルドが肩代わりすることとなった。
昼までにはミソカツ亭に連絡しておくので、昼以降にミソカツ亭で後金を受け取ってくれ。」
「あの、キスィメン4世さんはどうなるんですか?」
「街を危険に陥れた罪は軽くない。
禁固刑になるのは避けられないだろうな。」
ギルドの幹部の人が言い放つ。
「それが娘たちの頼みでもですか?」
ユーリーさんが言う。
「もちろんだ。取引をしたのはキスィメン4世だからな。
如何に子供の頼みであっても監督責任もある。
罪の重さは変わらないだろう。」
そう言うと、ギルド幹部の人はこの部屋の冒険者たちに向かって、
「本日正午、一斉摘発を行うことになった。
各自、そのつもりで準備を整えてほしい。
2時間後、再びここに集合してほしい。
その時、詳しい説明を行う。
以上だ。」
そう言い放ち、ギルド幹部の人はこの部屋を後にした。
「いよいよだな。」
「ああ、摘発か。思い切ったことをするな。」
「腕がなるぜ。」
冒険者たちの言葉が耳に入る。
一斉摘発。
きっとこの△印のところをガサ入れするんだ。
危険を野放しにはできないもんね。
私たちは……。
考えあぐねていると、
「トモリ、君たちは召喚されたわけじゃない。
事後処理を行っている仲間の元に戻って、ミソカツ亭に向かうといいよ。」
「ニックさん……。」
「そうそう、後は俺たちの仕事だ。
まぁ、ミソカツ亭で祝杯でも挙げていろよ。」
シィタッケさんまで。
私は頷くとユーリーさんに視線を移す。
「……行こうか、トモリ。」
ユーリーさんは少し視線を落とし、呟くように言った。
「はい。それじゃ、後はよろしくお願いしますね。」
’黄金の衣’の面々に、そう言い残すと私たちはギルドを後にした。
ギルド本部の外に出ると、お日様は高々と登っていた。
時間にして9時くらいだろう。
私たちがギルド本部に着いたのは6時くらい。
3時間くらいはここにいたことになる。
私とユーリーさんはそのままキスィメン邸に向かった。
道中は無言のままだ。
きっとユーリーさんにとってはまだ事件は終わっていないんだろうな。
そんなことを考えながら小1時間ほど歩くとキスィメン邸が見えた。
私たちがキスィメン邸に着くと、すぐ執事さんが駆け寄ってきた。
「だ、旦那様は、旦那様はどうなされたのですか!」
すがるように、私の肩を揺らす。
「キスィメン4世は、街を危険に陥れた罪で、長老会の処分待ちです。
おそらく禁固刑だということでした。」
ユーリーさんが執事さんに冷たく言い放つ。
「おお、なんと言うことだ。
私たちはどうすればいいんだ。」
「自業自得です。街を危険に晒したんですから。」
ユーリーさんは動揺する執事さんに追い打ちをかけるように言い放つ。
執事さんはその場に力なく、座り込んだ。
「行こう、トモリ。」
ユーリーさんは倉庫の方へと歩き出した。
なんだか可哀そうに思いながらも、私じゃどうしようもできないと思い、ユーリーさんの後に続く。
倉庫に着くと、あのクマンと言うモンスターはすでに解体されていた。
上手く解体できなかったのが、一目見て分かった。
「戦利品はありましたか?」
ユーリーさんが金シャチさんとメアリーさんに尋ねると、毛皮と心臓らしきものを見せてくれた。
そう、確かクマンってクマが進化したモンスター。
クマの心臓は気絶蘇生ポーションの材料として高値で取引されていたハズ。
ただ、解体後のクマンの死体を見て私は気分が悪くなった。
訓練でも解体の練習は何度かしたけれど、やっぱり慣れない。
上手くできなくても、解体しようとした2人には、尊敬のまなざしを送った。
「それでは荷物をまとめて、ここを離れましょう。
もう私たちはここにいる必要はないのですから。」
ユーリーさんが言うと、
「わかった。」
金シャチさんが答えると、私たちは部屋へと向かった。
「あの……クマンの死体、あのままでいいのかな?」
ユーリーさんに聞いてみる。
「きっとギルドの方で処理するでしょう。
とりあえず私たちの役目は終わったわ。
ここを離れましょう。」
と、ユーリーさん。
「まぁそうだね。」
私は力なく座り込んでいる執事さんの姿を見ながら呟いた。
その後、私たちは荷物をまとめてミソカツ亭に向かった。
依頼料の後金をもらうためだ。
それに、戦利品の売却もしたいし。
私たちがミソカツ亭に着いたのは昼前、まだお客さんがまばらな時間帯だった。
「おやじさん、こいつを引き取ってもらいたいんですが。」
ユーリーさんがカウンターでグラスを磨いているおやじさんに声をかける。
「あ、これは僕がもらう。」
金シャチさんが毛皮を取り上げた。
「おう、お前たちか。
話は本部から聞いているぜ。
残念だったな、ランのやつ。」
おやじさんはカウンターの奥に行って、そろばんを持ってきた。
「え~と、クマの心臓か。
30cでどうだ?」
「ええ、それで構いません。」
ユーリーさんは、即答する。
「それと、この毛皮売ればいくらになりますか?」
クマンの毛皮、上手く解体できなかったらしく、タオルくらいの大きさしかない。
「まぁ20cってところだな。」
おやじさんは答える。
「これは僕がもらうよ。」
金シャチさんは、毛皮を抱きしめる。
「後、これだ。
依頼料の後金1000c。
それにギルドから危険手当として50c追加だそうだ。」
金貨の入った袋をカウンターの上に置くおやじさん。
冒険者支援金の時初めて見たあの金貨の山と同じくらいの金貨が詰まった袋が目の前に。
「ありがとう。」
ユーリーさんはその金貨の袋を受け取ると、円卓へと向かった。
私たちも後に続く。
「さて、依頼料を分けましょう。
ここに1050c。
心臓を売ったお金が30c。毛皮の価値が20c。
前金の残りが100cでしたよね?
トモリ。」
「あ、はい。
ここにあります。」
私は前金の残り100cの入った布袋を円卓の上に置く。
「そして私がギルドから支給されたお金が100cあります。
合計すると1300c。
一人当たり325cになります。」
計算早!
うん確かに4人で割れば325cだね。
「じゃ、トモリ、お金を分けてもらえますか?」
え? 私?
また数えるの?
ユーリーさんはにっこりとほほ笑む。
「……わかりました。」
私は325cずつに、金貨を分けていった。
毛皮は金シャチさん立っての希望もあり、金シャチさんの買い取りと言うことになった。
金貨を分け終わったころには、お店の中も賑わいを見せていた。
く~。
私のお腹の虫がなった。
「せっかく、依頼も終わったことですし、ささやかながらお祝いでもしませんか?」
私が提案する。
「賛成。」
金シャチさんとメアリーさんは賛成してくれた。
ユーリーさんは……。
「ごめんなさい。
私は遠慮させてもらいます。」
そう言い残して、カウンター席の方へと移動していった。
「お~い、嬢ちゃん。
最近姿を見なかったな。
モンスターに食われちまったかと思ったぜ。」
キュアベッツさん。
「ひどいなぁ。
そんなことないです。」
「いつもの頼むわ。」
キュアベッツさんの言葉を皮切りに一気に注文が殺到した。
私は、仕方ないなと思いながらカウンターで注文を告げスタッフルームに向かった。
何気ない日常に戻ってきたんだ。
私はそんな実感を、噛みしめていた。
金シャチさんとメアリーさんの円卓にも料理を運び、グラスで乾杯。
そのあとすぐに、店の手伝いを始めた。
初めての依頼、ちょっと想像していたのとは違う結末を迎えたけれど、依頼達成ってことで良いんだよね?
ちらりとカウンターで、お酒を飲んでいるユーリーさんに視線を移す。
ユーリーさんの飲んでいるグラスともう1つグラスが置かれていた。
ユーリーさんはそのグラスに乾杯をすると、お酒を飲む。
きっとあのグラスはランさんの分だ。
だから、一人になりたかったんだね。
妙に納得してしまった。
「お~い、嬢ちゃんこっちにお酒追加!」
「は~い、今行きます。」
私は、この1週間がまるで嘘のように感じながら店内を駆け回る。
「号外号外!!」
文屋の号外が店内に配られた。
なになに
『富裕層のペット疑惑は本当だった。
富裕層に一斉家宅捜索の手が。』
と言う見出しになっていた。
そうか、そう言えば今日の正午に一斉検挙を行うんだったっけ。
流石文屋。情報が早い。
「ち、やっぱりな。」
「いったい何考えてやがるんだ。」
お客の中に、富豪に対する不満の声が聞こえてきた。
確かにそうだよね。
ひとつ間違えば、自分たちが犠牲になることだってあるんだから。
冒険者の冒険は死と隣り合わせ。
今回はたまたま、生き残れたけれど次回また生き残れる保証はないんだ。
あのクマンと言うモンスター、本来なら私たちじゃ太刀打ちできないくらい凶悪なモンスターだった。
戦士さんと盗賊さんがいたとはいえ、やっぱり運が良かっただけなのかもしれない。
そんなことを考えると、いまさらながら体が震えだした。
私たちはまだまだ冒険者としての経験は浅い。
基礎を学んだだけの冒険者だ。
これからの冒険も、危険がついて回る。
生き残れるかな?
ううん、生き残らなくちゃ。
私は自分に言い聞かせた。
なんにしても今回の収入で、おばあちゃんの薬が買える。
1月分で100cもする薬。
私がバイトで稼いで何とか購入していたけれど、今回は薬を買っても余裕がある。
生き残るために装備購入に回したいけど、ちょっと無理そうかな?
リングは買えそうにない。
それに、貯金もしておきたいしね。
もし私に何かあった時、おばあちゃんが困らないように。
そんなことを考えながら、私は日常に戻っていったのであった。
そう、ランさんの顔を思い浮かべながら……。
第2話へ続く。
ご愛読ありがとうございます。
本小説は、同名のTRPGリプレイを読みやすい小説化したものです。
オリジナルの作成中TRPG「こんなリアルなファンタジーは僕は嫌だ!!」のテストプレイを小説化したものです。
まだ、このサイトの投稿システムが良くわからないので、読みづらいかと思いますが、第2話以降は、各章で分けて登校していきたいと思います。
これからもよろしくお願いします。




