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こんなリアルなファンがジーは僕は嫌だ!! 小説版

***この小説はE-エブリスターの『つむぎ』のページでも公開しています。***


今世紀末、世界は火星への移住権を巡って一触即発の事態に陥った。

増えすぎた人口を養うには、もはや地球だけでは限界だったのだ。

そんな中、ある学者が『魔素(まそ)』を発見する。

魔素とは、目に見えず障ることもできないが、確かに存在する力だ。

ある条件が揃うと超常現象を起こす、まさに魔法のような力であった。

発見当初は一部の富豪たちしか見向きもしなかった研究も、次第に魔素の利用価値がわかると兵器転用のため、国家ぐるみで研究を始めていった。

一方、その頃宇宙開発では、火星への移住の足掛かりとなる円筒形の宇宙コロニーの建造が終盤を迎えていた。

125万人収容可能なコロニーだ。

100億にも達した人口にとって、火星への移住は急務だった。

しかし、火星への移住権を巡って争いの火種がくすぶっていた。

そんな中、ある研究所の研究中、魔素が暴走した。

暴走した魔素は、地上を焼き文明を破壊した。

地下に逃れたわずかな人類は、それまでの文明を破壊された地上での暮らしを行うこととなった。

しかし、暴走した魔素の影響を受けた生物はモンスターと化し、文明を破壊する。

そんな中、人類はモンスターと戦いながら文明を築いていく。

魔素が暴走した『大破壊』から200年の時が過ぎた。

人類の文明は、日本なら江戸末期、西洋なら中世ほどの文明まで回復していた。

しかし、森の木々を中心とした地上の生物は、人類にとっての脅威となる。

そんな混沌とした世界で、生活をする人類。

鉄とコンクリの世界から、魔素とセラミックの世界へと変貌を遂げていたのだ。

こうして、人類は自然と言うモンスターと戦いつつ生存圏を広げていくのだった。
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