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秋華

作者: 水瀬榮一

合歓の草が垂れるころ

私も一緒に眠ります

草が寝るのは珍しいねなんて

申し訳なくて言えません

草も木も どれも一生懸命に生きているんだ

だから私もがんばります

頑張って働いて ゆっくり家で休む

毎日同じことだけど

いつかはきれいな花が咲くと信じて


今日はお休み 時間はまだ9時

いつも同じく起きたけど

なにをしたらいいのかな

悩んでるうちにお昼が近くなってきて

ふらっと食堂入ってみたら

どこもかしこも一生懸命な人ばかり

休日でいることが申し訳なくなるくらいで

ちょっと肩身が狭かった

明日から頑張ります

今日の怠惰 許してください!


一生懸命働いて 勉強して

将来役に立つとか 老後のためとか

気が付いたら老いぼれになってて

詐欺に金取られて いったいなんなのって

確かにお金は大切だけど

もっと大事なことがあるはずさ

人生とか 経験とか 何かを感じることとか

どれも大切 だから蔑ろにするんじゃなくて

どれも大切に守っていきたいと思う

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― 新着の感想 ―
[良い点] 人生に対して、真っ直ぐに真剣に向き合っていこうという姿勢を感じて、とても良い作品だと思いました。きれいな心を感じました。 お金が無いと生きてはいけないけれど、色んな経験、感動を大切にして…
2015/08/28 00:25 退会済み
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