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親友………のはず?

某所で出した作品。


今回はいつもと毛色が違います。

登場人物


紫刃…作者。中学時代の友人が少ないことに気付いた。


コウ…貴重な中学時代の友人。1対1で会話しててもツッコミきれない男。マイペース。












休日。

とある友人コウの家に遊びに行く。



「はぁ………」



仲はいい。かなり良好だ。が、しかし。

そう、しかしなのだ。奴の家は某アパートの3階。4階立ての3階。

上がるのがものすごいめんどい。しかも今は夏。

軽く死ねる。


………。

上がる。

………………。

とにかく上がる。

………………………。

上がるったら上がるんだ。



「着いた」




チャイムを鳴らして待つ。中からどたどた音がした。



『あー、紫刃?』


「おう。開けてくれ」


『開いてるからどうぞー』



ドアに手を伸ばす。

引く。がちゃがちゃ。



「開かないんだけど?」


『えー、嘘だー』



ドアに近づいてくる気配。

がちゃがちゃ。

かちゃん(←)。


がちゃ。開くドア。



「ほら、開いてるじゃん」


「明らかに鍵を開けた音がしたんだが?」


「気のせいだよ」



このやろー。



気をとりなおして、中に入る。



「お邪魔ー」


「今日親いないから、気にせずくつろいでね」


「あいあい」



勝手知ったるなんとやら。コウの部屋に向かう。



「はい、コーラ」


「ん、さんきゅ」



二人で畳に座る。

暇。



「なー、なにする?」


「んー…。ゲームでいいんじゃない?狩りとか」


「それでいいや」



P〇Pを取りだし、二人してかちかち。

ひたすらかちかち。



「ちょっ、コウ、俺に攻撃すんなよ」


「紫刃ー覚悟ー」


「うわ、マジでか。………あ、死んだ」


「狩り完了ー」



このやろーパート2。



懲りずにかちかち。

しかし。



「なー」


「うん」


「飽きた」


「僕も」



ゲーム終了のお知らせ。

忘れさられて気の抜けたコーラを二人で一気飲み。



「なにする?」


「パソコン構うか」



居間に移動ー。

パソコンON。



「なんか面白い動画あるー?」


「最近はないなぁ」



ネット接続。

いろいろ検索。



「あ」


「どしたコウ」


「ポテチ食べたい」


「知らんわ」



立ち上がるコウ。

そしていずこかへ。





「ただいま」


「おかえり」


「じゃーん」


「おおー」



手にはポテチ。

あったのかよ。


開封。そして食す。



「んま」


「………(もぐもぐ)」



しばらく食べる。

ん。



「ちょっとトイレ借りるよ」


「どーぞご自由に」



トイレを出て手を洗う。



『ねー紫刃ー』


「んー?」


『ポテチまだ残ってるけど食べるー?』


「あー、うん食べるー」


『りょーかーい』



手を拭いて戻る。

何かおかしい。



「おいコウ。ポテチは?」


「え?食べたよ」


「お前さっき聞いたのはなんだったわけ?」


「ただの確認。聞いただけ」



このやろーパート3。






こんな僕らはとっても仲良しです。

……………です?


奴はけっこう変。

でも気のおけない親友です。



中学からずっと続く友達って、いいもんですね。

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