かつらの噂と小清水くん
小清水 悠真くん
•年齢・学年:10歳、第一満開小学校 4年1組
•性格:責任感が強く、真面目で几帳面。みんなの意見をまとめるリーダータイプだが、時々おしゃべりで調子に乗ることもある。
•特技・能力:書記や連絡役が得意。クラスのルールを守ることに熱心。
•趣味:読書、将棋、クラスのスケジュール管理。
•好きなもの:整理整頓、きれいなノート、クラスメイトとの協力。
•苦手なもの:失敗すること、人前での失敗。
•家族構成:両親と妹の4人家族。
•将来の夢:学校の先生や市役所の職員など、人の役に立つ仕事を目指している。
教頭先生のカツラ事件が解決し、学校に平和が戻ったかに思えた翌日。
しかし、クラスの雰囲気はどこかざわついていた。
それもそのはず、学級委員の小清水くんが教室中である話題を繰り返し言いふらしていたのだ。
「ねえ、みんな聞いて!教頭先生のあのカツラ、給食室の田中さんが隠してたんだってさ!」
その言葉は瞬く間にクラス中に広まり、笑い声とささやき声が教室のあちこちから聞こえてくる。
教頭先生のことを思うと、少し気まずそうな表情を浮かべる子もいれば、単純に面白がっている子もいる。
さくらはその様子を見て、すぐに小清水くんのところへ駆け寄った。
「小清水くん、その話、ちょっと広めすぎじゃない?教頭先生もきっと傷つくよ。」
小清水くんは少し戸惑いながらも、
「でも、みんなが興味を持って聞いてくれるし、楽しい話だと思ったんだ。」と答えた。
そこへ八重歯氏くんもやってきて、真剣な顔で話し始めた。
「噂話は確かに面白いけど、時には人を傷つけたり誤解を生むこともあるんだ。特に、先生や友達のことは大切に考えないとね。」
彼は続けて、
「放課後探偵倶楽部では、事実をちゃんと調べて、相手の気持ちを考えてから話すようにしているよ。」と話した。
小清水くんはうつむきながらも、
「わかった。ちょっと調子に乗りすぎたかもしれない。ごめんね、みんな。」と謝った。
さくらは優しく笑って、
「それでいいんだよ。誰でも間違うことはあるけど、大事なのは反省して次に活かすことだよね。」
その日の放課後、探偵倶楽部はクラスのみんなに「噂話の怖さと優しさの大切さ」について話す小さな集会を開いた。
さくらが言った。
「話をするときは、本当にそうか確かめて、相手の気持ちを考えようね。噂話も、みんなを傷つけることがあるから。」
ケンタが付け加えた。
「でも、楽しい話題でみんなが笑顔になれるなら、それはそれで素敵だよね!」
みんながうなずき、クラスの空気は再び温かくなった。
こうして、教頭先生のカツラ事件は単なるいたずら話だけでなく、
思いやりや信頼を学ぶ大切な教訓となったのだった。
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【完】
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教頭先生:松本 一郎
•年齢:45歳
•性格:温厚で生徒思い。ユーモアがあり、時に冗談を交えて子どもたちの緊張をほぐす優しい先生。責任感が強く、学校運営にも熱心。
•特技・能力:柔道の経験があり、運動会では毎年リレーの審判を務める。話をよく聞き、的確なアドバイスを与える。
•趣味:読書(特に歴史小説)、ガーデニング、散歩。
•好きなもの:生徒の笑顔、落語、昔ながらの駄菓子。
•苦手なもの:無責任な態度、騒がしい場所(時々疲れることも)。
•家族構成:妻と小学2年生の娘がいる。家族仲は良好で休日はよく公園に出かける。
•特徴:薄くなってきた頭を気にしていて、普段はカツラ(ウィッグ)を着用している。