声優見学
テレビや映画で聞こえる声。
アニメのキャラクターたちが生き生きとしゃべるあの声は、いったい誰が、どうやって作っているんだろう?
満開小学校探偵倶楽部のメンバーは、ふとしたきっかけで声優さんたちの世界に触れることになった。
でも、その見学の日――彼らは「声の世界」に隠された、ある小さな事件に気づく。
知らなかった世界の裏側で、探偵倶楽部の冒険がまた始まる。
ある日、満開小学校に届いた一通の案内状。
「地元の声優スタジオで特別見学会を開催します」
さくらたちは大喜び。
「アニメの声って、どんなふうに作ってるんやろ!」
「私、魔法少女の声とかやってみたい!」
と、探偵倶楽部のみんなは胸を弾ませて出かけていった。
スタジオでは、優しそうな声優さんや、ちょっとこわもてだけど面白いディレクターさんたちが出迎えてくれた。
マイクの前に立ってセリフを読む体験や、効果音を自分たちで作るコーナーもあった。
だけど、見学の途中でちょっとしたトラブルが起こった。
収録予定だった音源のデータが、突然どこかへ消えてしまったのだ。
「もしかして……これは事件?」
さくらたちの探偵心が騒ぎ出す。
調べていくと、なんと犯人は――昨日スタジオに来ていた子どもたちのイタズラだったことが判明。
音源ファイルを「面白そうだから」と別フォルダに隠してしまっていたらしい。
「ちゃんと謝りに来てくれたから、よかったね」
詩織がホッとする。
「でも、これって“声”の世界もいろんな人の努力でできてるってことやな」
蓮も感心していた。
見学の最後には、さくらたちもマイクの前に立ち、
「満開小学校探偵倶楽部、これにて解決!」
と、声優さん顔負けの元気なセリフを決めたのだった。
⸻
完
こうして、声優見学で起きた小さな事件も、探偵倶楽部の手で無事に解決された。
けれど――本当の冒険は、まだ始まったばかり。
次なる舞台は、学校の放送室? それとも、街のミステリーイベント?
声の謎、心の謎、そして仲間たちの絆――
満開小学校探偵倶楽部、次の事件もお楽しみに!




