消えた給食事件
田中 華子さん
•年齢:53歳
•職業:第一満開小学校 給食調理員
•性格:明るく世話好き、子どもたちのことを我が子のように可愛がる
•趣味:料理研究、カラオケ(十八番は昭和歌謡)
•特技:どんな食材でも美味しく仕上げること
•好きなもの:子どもたちの「おいしかった!」の笑顔、甘いプリン
•苦手なもの:無駄にすること、人に誤解されるこ
ある日の昼休み。
さくらたちのクラスでは、給食のパンやデザートがいくつかなくなっていた。
「ねえ、私のプリン知らない?」
「ぼくのパンもなくなってる!」
放課後探偵倶楽部が動き出す。
犯人は誰なのか?
クラスのみんなはちょっとした騒ぎになっていた。
調べていくと、給食室の片隅で…
なんと 給食のおばちゃん(田中さん) が、こっそりパンを食べているのを目撃!
「田中さん!?どうして給食を…?」
さくらが驚いて声をかける。
田中さんは困った顔で笑いながら言った。
「ごめんね、本当はね…今日、たくさん余ったから、捨てるのはもったいなくて…。でも、ちゃんと報告しないで食べちゃったのは悪かったね。」
探偵倶楽部は少し考え、田中さんに優しく言った。
「今度からは、先生に相談してみんなで食べるとか、フードロスをなくす工夫をしましょう!」
田中さんも反省し、翌日からは「給食余りものシェアタイム」が始まった。
余ったパンやデザートは、希望する子たちで仲良く分け合うようになり、学校はますます楽しくなった。
「これも、探偵のおかげだね!」
さくらが笑顔で言い、みんなも大きく頷いた。
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【完】
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「新メニュー大作戦!」
田中さんは反省した翌日、給食室で考えていた。
「余った食材をもっと楽しくみんなに食べてもらえないかしら…?」
そのとき、放課後探偵倶楽部が訪ねてくる。
「田中さん、今度こそ、みんなに喜んでもらえる作戦を一緒に考えませんか?」
さくら、莉奈、ケンタ、服部舞が意見を出し合い、
余ったパンや野菜を使った「パンピザ」や「フルーツポンチ」を考案。
放課後、試食会を開くと、クラスのみんなも先生たちも「おいしい!」と大喜び。
山田先生も「これなら問題ない、むしろ素晴らしい取り組みだ!」と太鼓判。
田中さんは涙ぐみながら、笑顔でこう言った。
「これからも、みんなで楽しく食べる給食を作るね!」
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こうして「余り物シェア給食会」は、第一満開小学校の新しい名物イベントとなった。
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【完】
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おかわりあるよ~!たくさん食べて大きくなりな!