表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/162

満開校内カラオケ大会と謎解き事件簿

満開小学校の秋は、いつもよりちょっと特別な季節になる

なぜなら、年に一度の校内カラオケ大会が近づいているからだ


歌声が校舎に響き渡り、笑い声や歓声が絶えない日々

今年もまた、クラス対抗の熱い戦いが繰り広げられる


探偵倶楽部のメンバーたちも、歌と謎解きの両方で大活躍

友情やライバル心が入り混じった舞台は、まさに満開小の秋の風物詩だ


さあ、みんなの声が一つになる時

校内は歓喜と感動でいっぱいになる


これから始まる物語は、ただのカラオケ大会ではない

不思議な事件と笑顔が交差する、最高のステージだ



秋の風が涼しくなり始めたある日

満開小学校では待ちに待った校内カラオケ大会が開催されることになった


4年3組の桜井さくらたち探偵倶楽部のメンバーも、みんなで参加するためにワクワクしていた


「今年こそ、みんなで盛り上げるぞ!」

蓮が元気よく声をかける


しかし、カラオケ大会の前日、会場の多目的ホールで不思議な出来事が起きた


司会用のマイクが突然故障し、誰も原因がわからないまま大会当日を迎えてしまったのだ


「これは、もしかして…事件かもしれない」

さくらは疑いの目を向けた


大会当日、会場は熱気に包まれていた

みんなの順番が次々とまわり、楽しい歌声が響く中


またしてもマイクの調子がおかしくなり始めた


「これはただの故障じゃない!誰かがわざと仕掛けているに違いない」


探偵倶楽部は早速、調査を開始する


学校内の防犯カメラを確認し、関係者に聞き込みを行い

マイクの故障のタイミングや場所を徹底的に洗い出した


調査の結果、意外な真相が浮かび上がった


マイクの故障は、隠れて校内でこっそりカラオケ大会の練習をしていた2年生の児童が、

音響機器の取り扱いに不慣れで誤ってコードを抜いてしまったことが原因だったのだ


「なんだ、悪意のある事件じゃなかったんだ」

蓮は安心してそう言った


最後はみんなで協力して機材の修理を行い、無事にカラオケ大会は大成功に終わった


「やっぱり、真実を知ることが大事だね」

さくらはほほえみながら言った



カラオケの歌声が校舎中に響き渡り

笑い声と拍手が絶えない一日が終わった


探偵倶楽部のメンバーも、謎解きを通して

みんなと一緒に楽しむことの大切さを改めて感じた


事件の真相が明らかになり、誤解も解けて

みんなの絆はさらに深まったようだった


音楽と友情、そして少しの謎解きが

満開小学校の秋を彩る最高の思い出となった


また来年も、みんなで笑い合える日を楽しみにしている

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
次の謎解きへ、ご一緒に。 この放課後にも、誰かの「ふしぎ」が、ひとつ解けました。 でも、謎はまだまだ尽きません――。  次のエピソードも、きっとあなたの好奇心をくす  感想・コメント・リアクション、大歓迎です! 「また明日、放課後に会おう。」 探偵倶楽部は、いつでもあなたを待っています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ