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ブラックキャッツとの謎解き勝負

ブラックキャッツ(Black Cats)は、さくらたち「放課後探偵倶楽部」のライバルとして登場する小学生の秘密探偵グループです



放課後の校庭に、いつもとは違う緊張感が漂っていた。

「ブラックキャッツ」と名乗る新しい小学生グループが、学校中の謎を奪い去っているという噂が広まっていたからだ。


さくらは放課後探偵倶楽部のメンバーと集まり、決意を固めた。


「私たちの学校の謎は、私たちで守る。絶対に負けない!」



翌日、校舎の裏手で両チームが顔を合わせた。


ブラックキャッツのリーダー、氷川蓮は冷静な目でさくらたちを見つめる。


「君たちが放課後探偵倶楽部か。なかなかの腕前だと聞いているよ。今日は全力で勝負しよう。」



最初の謎は「音楽室の秘密」。


「この謎は僕に任せて!」八重歯氏くんがピアノの鍵盤をじっと見つめる。

旋律の中に隠されたメッセージを見抜き、放課後探偵倶楽部が先制点を取った。


だが、ブラックキャッツも負けてはいなかった。


「次は理科室の化学反応だ。」

チームの化学好き、ユウタが火花を散らす。

ブラックキャッツは巧妙な罠を仕掛け、逆転に成功した。



やがて、最後の謎が提示された。


「校舎の地下迷路に隠された秘密だ。」


二つのチームは迷路に入り、手分けして調査を始めた。

しかし、突然入口が閉ざされてしまう。


「な、なんで…!?」


暗闇の中、二つのチームは協力して脱出しなければならない状況に追い込まれた。



暗い迷路の中、さくらは氷川に声をかけた。


「一緒に脱出しよう。対立していても、助け合わなきゃ意味がないよ。」


氷川は少し戸惑ったが、やがてうなずいた。


「わかった。協力しよう。」



二つのチームは力を合わせ、数々の罠や謎を乗り越えた。

ついに迷路の中心に辿り着くと、そこには古い日記が置かれていた。


「これがこの学校の本当の秘密だ。」


日記には、校舎がかつて探偵クラブの発祥の地であったこと、そして友情の大切さが綴られていた。



外に出ると、夕焼けが校庭を赤く染めていた。


「今日はありがとう。」さくらが言う。

「これからはライバルじゃなく、仲間だね。」


氷川も微笑んだ。


「そうだな。君たちとは、これからも良い関係を築きたい。」



氷川ひかわ れん

東翠小学校5年生。ブラックキャッツのリーダー。

冷静沈着で頭脳明晰、暗号解読や心理戦を得意とする。

勝負に厳しく、負けず嫌いだが、困っている人を見捨てない優しさも持つ。

さくらとは良きライバル関係。

実は猫好きという意外な一面も。


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次の謎解きへ、ご一緒に。 この放課後にも、誰かの「ふしぎ」が、ひとつ解けました。 でも、謎はまだまだ尽きません――。  次のエピソードも、きっとあなたの好奇心をくす  感想・コメント・リアクション、大歓迎です! 「また明日、放課後に会おう。」 探偵倶楽部は、いつでもあなたを待っています。
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