プレゼント
「結衣菜喜ぶかな〜」
「うわぁ、よくこんなキモい彼氏で我慢できやがるわ…彼女さんは」
「えっなになに?やだなあ…?人の嫉妬ほど醜いものは無いんですよおう和沙さぁん?」
「帰るわ。そんな勝手な解釈するような男ならきっと彼女さん大変ね〜。
あっそのクマ別に流行ってるやつでもなんでもないから〜(笑」
「!?待って!!待って!!!なんつった最後!!」
「痛いなあ、こんなツギハギだらけのかわいいかわいいスプラッター系クマ流行るわけないでしょ?見たらわかるじゃん?むしろなんで気づかない?」
「ふっふざけんな買っちまったじゃんか!!」
「いついかなる時も現代において消費者は賢くならなくてはいけない時代であり購入の際は慎重に考えて金銭のやり取りをすべきなのである」
「そんな世知辛い世の中イヤだあああって、そうか…こいつの趣味に頼ろうとした俺がバカだった…」
「分かればよろしい。さて、救済措置の教えを授けて信ぜよう。時代に伴い現代に置いてはクーリングオフという消費者のための」
「くそっ!」
「いたっ」
「やる、俺使わねーし」
「えっゴミの押し付け?」
「お前の欲しかったやつじゃねーの!?しかもお店前でそんな物言いしちゃう?…ってたく、今度はちゃんと付き合ってくれよ」
「仕方ないなぁもう、あと2つ買ってくれたら付き合ってやってもいいよ」
「神様誰かこいつを止めて」