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2、田舎の少女 アン

多くの要望・疑問があり、鳥モデルのバジリスクから、コカトリスに変更しました。

迷惑をかけて、すみません。

私の名前はアン。

木こりのお父さんとお母さんより生を授かってから14年。

都会から遠く離れた田舎の村で暮らしている。

所々に不便もあるし、都会に憧れも持っている。

だが、ここでの暮らしは幸せだ。

口下手で顔は怖いけど優しいお父さん、おっとりしているが頼れるお母さん。

二人には、いつも感謝の気持ちでいっぱいである。


そんなある日、私のお母さんが寝込んでしまった。

村の人が心配して声をかけてきてくれた。

皆、いい人ばかりである。

村のお医者さんが言うには、ただの風邪なので安静に寝ていれば大丈夫とのことだが、どうにも心配だ。

お母さんには早く良くなってほしい。


そこで私は皆に秘密で、お母さんの病気のために山頂にある薬草を取りに行くことにした。

日頃の感謝の気持ちも込めてだ。

以前に村を訪れた薬剤師のお婆ちゃんから薬草の生えている場所と特徴を教えてもらったので大丈夫である。


山を登るのは大変ではあるが、出来ないことはない。

辺境の地のため、モンスターも滅多なことじゃ現れない。

なので、アンは今までモンスターをほとんど見たことがない。

それでも一応にと護身用のナイフを持ち、周囲に注意をはらいながら、足を進める。


登ること、しばらく。

疲れながらも登り続けていると、ついに木々がなくなり山頂が見えた。


「や、やった。やっと着いた!」


アンは達成感に満たされながら、ずれていたお気に入りの帽子を直し、最後の力を振り絞り山頂へと駆け登る。

そして息をつきながらも山頂に達し、アンの目に満開に咲くお花畑が、




「グルルルルルッ」




―――――そして、その花畑に鎮座する鳥の化物がアンの目に映った。


羽は鈍い銀の輝きを放ち、15mはあろうかという巨大な体躯。

紅に輝く目はアンを捉えている。


生まれて此の方初めて見たが、この魔物をアンは知っていた。

昔、母が読んでくれた絵本に出てきた魔物にそっくりだ。

【町潰し】【血の瞳】【石の悪魔】

その怪物は呼ばれた名は数知れず、多くの犠牲の下に討伐された魔界を住処とする災厄。

その魔物の名は、



「こ、コカトリス・・・!?」


「ゴゲッーーーーーー!」



コカトリスがこちらに向かって走ってくる。

アンは腰が抜けてしまい逃げられない。

いや、少女が万全の状態であったとしても逃げきれなかったであろう。

絶望が刻一刻と迫ってきている。


(だ、誰か・・・助けて)


アンの願いも虚しく、応じる者は誰もおらず。

眼前に大きく開かれた口が迫り、ガルテアから1つの命が失われようとしていた。






「ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!アベシッ!?」


「ゴゲブリェ!?」



ズドーン!



だが、神だけは見捨てなかった。


少女の命は救われた。

間抜けな声と共に降臨したガルテアのイレギュラー、沢辺誠一によって。


―――誠一の命はどうなったか知らないが


シリアス?

なにそれ調理できんの

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