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始まりの街で全裸スタート警備隊出動

「いざ!プロジェクト・ウィリアンダーズの世界へさぁ最初の一歩。」


白一面の世界が眩く光る。その眩さで思わず目を瞑ってしまう。脳で感じている物を目を瞑ってどうにかなるものなのか?白い光から舗装された地面が瞼の先から見える


始まりの街ネストン


「おぉ!……人多!最初の街、プラス始まったばかりだからこんななモノなのか」


こりゃ夕方になりゃぁより人増えるだろうな。早いとこチュートリアル進めよ。あっその前に勘太に会わないとな。


…………心なしか俺を見る目が多い気がするなー、

しかも俺の周りに人が寄って来ないんだよな。他の所は人が満員電車並みに詰め詰めなのに俺の所だけ半径二メートル位空いてる気が……


「……ねぇあの人…」「あの格好すげぇな」


俺の格好が何か可笑しいのか?しっかり衣服はある……あれ?自身の下半身に目をやる。そこには目を引く十センチはある長く太いあれが見えた


「……、なんじゃこりゃ〜〜!!」


「と言うか俺何も着てないじゃん!はっ?俺ちゃんと最初の設定の時に衣服に関してもちゃんと設定した………一体何故こんな珍妙な姿に」


俺が自分の現在の状況の理解を頑張っている間にも周りからの嘲笑の声が聴こえて来る


「はいはい、ちょっとどいてください」


人混みをかき分ける様に、二人組の男がこちらへと向かって来る。


「警備隊………………」二人組の男の頭上に表示される警備隊の文字に目が行く。その男二人に気を取られていると、後ろから近付いて来ていたもう一人の警備隊に取り押さえられる


『職業罪人の特殊イベントスタート警備隊から逃げ切れ」


此処でカエデは気付く自身の職業の性質に。そしてこれがその職業「罪人」のイベントなのだと。


「ちょっ…まって地味に自分でもこの姿恥ずかしいんですけど」


俺の手首を縄で縛り、警備隊の三人のNPCと共に人混みの間を進んでいく。一人は俺の縄の紐を引きもう二人は俺のサイドに付き進んで行く


「…………ちっくしょ〜〜〜!!」


「カエデ、まだかな」


拘置所に連れて行かれ最低限の衣服としてただの布切れを渡される。ローマの服装かよ、まぁ何も着てないよりましか。


「イベント…ねぇ、この拘置所に入って時間経過で終わるのかね。


「でもなぁわざわざ職業名が罪人と書かれているのとイベントスタート時に言ってた。まぁそれは後二時間もすれば分かるか………ん?」


檻に表示された時間をよくよく見て見る。…………これ二日じゃね?えっ…ちょっと俺の理解が進まないなー


職業罪人の特殊イベントについて後に運営から説明があった


この特殊イベントはランダム職業の時「罪人」となった者全員に起こり人に寄って警備隊の出動の理由が異なる。カエデの場合はスタート時の全裸が原因で出動。


そして拘置所に入れられた場合最長で二日最短で二分の拘束。更に此処から運が良ければそのまま解放される、がそこから運が悪ければイベント「裁定」がスタート、このイベントでは罰金の額が決まる。


そしてその罰金額を稼ぐまで職業「罪人」のみがいける島へと連れて行かれる


「二日…………何も進められねぇじゃん!!」


カエデが一人檻の中で悲鳴を上げる。その時前の牢に人が入れられようとしているのに気付く。そのプレイヤーは髭を生やし背の低めの老人のスキンをしていた。俺と同じローマの服装をしている


この人も俺とおんなじ様に裸スタートだったのかな

この時カエデはこのプレイヤーに仲間意識を持った


「おや?君も捕まったのですか?」老人の様をしたプレイヤーが話掛けてきた


「あぁ始めた途端全裸スタート切らされて、ここまで連れて来られました」


「ほう、貴方は素っ裸スタートですか。私は器物破壊スタートでしてね、おかげで体力がつきそうで」


カエデは同じ全裸スタートでは無かった事に少し残念に思った


「いやはや、二日間とは…これではお弟子達に会えませんね」


「そうですね。始めて早々にまさか捕まるとは、俺も友人と一緒にプレイ出来なくなってかなり残念です。後進められないのと色々」


「あっ、フレンドなりますか?最近知ったんですよ弟子に教えて貰ってですね」


「良いですねこれも何かの縁ですし」


プレイヤー「師範」からフレンド申請が届きました受諾しますか?


「…………安直ですね」


プレイヤーネームがまさかの師範とは、まぁ俺も人の事言え…いや俺は別段そこまで適当では。師範、うーん会話でも弟子とか出てたしまぁ


「そうですかね?」


二日間と言う長い拘束時間が経った


「それでは「裁定」を始めますプレイヤーカエデに罰金四千万ヨールを提示。罰金額が足りない為。最果ての島ヨノワーロにて稼いで貰います」


「……はあ!?」

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