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詩❲恋愛❳

つめたい人

作者: 日浦海里

あの人は冷たい


肌に触れると

貼り付くような


視線を交わすと

射抜かれるような


放つ言葉は

ナイフのような


その振る舞いに

震えるような


指の先は

透き通るような


流れる涙は

雪華のような


纏う空気は

風雪のような


冷たくて

儚くて

恋すれば

壊れそうな


温もりを知らず

おのれを知らず

寄せ付けぬことでしか

拒絶することでしか


生きられずにいる

不器用な人


冷たさの奥に

何が隠れて

冷たさの先に

何を隠して


不器用なままで

生きていけるのか


そんなだから

あの人に詰めたい

冷たいままでも構わない

あの人がそれを望むなら

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― 新着の感想 ―
【冷たさの奥に 何が隠れて  冷たさの先に 何を隠して】 に刺激されたので↓ ➖️ ➖️ ➖️ 時に優しさは人を堕落させる 暖かなやすらぎは居心地が良くて そして人は求めてしまう もうちょっと も…
感情の起伏がないようで、奥に秘めた感情があるように感じました。冒頭の鋭利さ冷たさは、恋というものが厳しい側面を表しているようです。 最期の一文はどこか一途さを感じますね。 拝読させて頂きありがとう…
[一言] 少し距離を感じる前半部分から、少しずつ相手が気になっているような後半部分へと、気持ちの移り変わりの表現がとても好きです。 何故だか気になってしまうそんな存在へのアプローチ、この詩の語り手はと…
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