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第十一話 学園道中②

「おい、おっさん!!作る気になったか??俺の武器!!」


 バンッと音と共に入ってくる偉そうな声。その声は俺と同じ学園服を着ており、目付きが悪く日本で言うヤンキーだ。


「前にも言っただろ、お前には作らない。帰れ!」

「おいおい、前は前だろうが、そろそろ水に流せよおっさん」


 どうやら、話を聞く限り前に問題を起こし出禁にされているがしつこく付き纏われているみたいだ。

 まあ、ここの武器屋は結構腕利きで有名らしいからな(ラティス調べ)

 ただ、俺達も興味があってここに来てる。

 少しばかりの観光ってやつだ、邪魔されるのはいただけない、というか。これも俺達が関わる様なことでは無いのだろうけど、面倒事を放置して逃げていくのもバツが悪いからな止めるか。


「なあ、何があったかは知らないけどさ、フォルゼィさんも迷惑してるんだ、そこまでにしてやらないか?」

「あ?なんだよお前、関係ないやつはすっこんでろ」

「まあ、関係ないやつ、ではあるんだが見て見ぬふりをすんのもバツが悪いんだよ」

「おいおい、正義のヒーロー気取りか?力もねえやつは下がってろ」

「スロウス、下がってくれ巻き込むわけにゃ行かないからな」

「いーや、フォルゼィさん任せてくれって、」

「だけどよ…」「いーから」


 軽くフォルゼィさんとやり取りをしていると


「ん?お前、ふーん…そうかお前、今回の入学式に参加するやつだな?そうか、ライバルは減らした方がいいしなあ?ここで潰しておくのもいいなぁ??」


 何のことを言っているかはわからないがあっちはもう殺る気満々らしい、本当にやり合うのだとしたら場所は確保しなくちゃな、、だってここ店の中だし、探さなくちゃな…


「スロウス、別にここで暴れてもいいぞ。お前ら中坊くらいが暴れても店の中は何も傷一つつかないからな」

「ホントか?なら、今からでも出来るな、、」

「おい、準備運動はできたのかよ、クソガキ」

「出来てるっての、それよりお前名前は?」

「っ…ふぅ〜〜〜…俺の名はッ!!ジャックだ!!」


 大地を空間を蹴り猛スピードで近づいてその魔力が溜まった拳で殴ってくる。なんとも単純な戦闘。だが、その魔力が込められている拳は当たれば並の剣士や魔法使い、更には騎士でさえ骨折を負わせる程であろう。彼から溢れ出る闘気で練られた魔力で纏われた拳は確実に俺を殺そうと狙ってくる。それも単純に当てようとしているのではなく、急所の心臓を狙ってきている。

 ここまで正確でそれが当たり前のようにできるのは彼の能力のせいだろうか。


「すげえな、お前」

「お前もなぁ!!」


 避けて牽制してを繰り返す。一向に決着は付かないが、見ていると少しずつ疲弊してきているのがわかる、へろへろだな。どうやらジャックは持久戦に弱いみたいだ。決めるなら、今だ―――

 俺はスキルで俺を呼び出し、後ろから思いっきりジャックを小突いてやった。これが思ったより効果的だったようで、俺が増えた時。何故か気配を消して近付いた俺に気付いた感じだったな、でも手元も動きも狂ってしまったようであっさりとやられていた。

 そして、小突いた所が少し当たりどころが悪かったみたいで、気絶してしまった。


「はい、俺の勝ち!」

「す、スロウスが2人?見間違いか?いや、でも今確実に目の前にいるよな…」

「流石です!!スロウス様!」

「あ〜これは、俺のスキルだよ、詳しくは言えないかなあ。」

「いや、スキルの詮索は御法度だよ、分析するのはいいが本人に聞いたりするのは色々と面倒事が起きる、それにありがとうな、そいつとっちめてくれて」

「いや別に、バツが悪いと思っただけだよ」

「ってて……」

「あ、起きた」


こいつ頑丈だな、気絶したのに1分足らずで復帰しやがった。


「…何が起きたんだ?」

「内緒、って!!?入学式始まるまであと10分じゃん!!急がねえと!!」

「っげ!?マジかよ!!」

「あぁ、そうだったなお前らまだ生徒じゃねえのか、気をつけろよ」


 俺達(+ジャック)は走って学園へと向かった、これがまだ試練の前とは知らずに。


 

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