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smoke world  作者: Oill k
1/3

エスワールド

2018年、3月4日。

朝の6時ごろ、雨の音で目を覚ました俺は、

外に少し違和感を覚えた。


今まで見たこともない程、霧がかかっていて

四軒先の一軒家が見えないくらいだった。


朝方というのに、50手前の母は満面の笑みで

横になっている俺を揺らして

「敬!! 外やばいって!」


、、、、、「ほんとだー、、、」

と感情を無にして答え、再び布団に潜った。

ふとおもったのだが、ここまで白くなった霧は

現実で初めて見た。

最近見た霧の中をさまよう中、

悪魔と出会い契約して世界を滅ぼすという

どこにでもあるようなアニメ以来だった。


まぁ、20年間生きた中で今が一番最悪な状況で、

金もなければ、親に仕事を辞めたことも言わず、

わかりやすく言えば仕事に行っているふりをして

山学校をしているのだ。


こういう生活をしているんだから、最近はやりの

引きこもりが異世界に吹き飛ばされるような感じで、

目覚めたら違う世界にいたとかなんとかあれば良いのに。もしくはタイムリープとか!

なーんて考えていると、再び睡魔が襲ってきた。

ニートの日常では王道の二度寝というやつだ。

ようやく母の興奮が収まって来たので、落ち着いて眠りにつくことが出来た。

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