表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

よる。

「もう、夕暮れなんだね。」

「そりゃそーだろ。昼の後にまた朝が来ちゃ忙しすぎる。」

「………でも、夜がなくて朝が来た方がいいな。」

急に変なことを言い出す虹海ななみ

「ん?なんで?」

「夜がなくて、その分朝とお昼だったら、その分梨華姉にたくさん会えるから。」

サラッとのろける虹海。思わず顔が火照る。…………あんにゃろー、こんなかわいい顔してサラッと爆弾投げやがって。

「んー、でも私は夜が欲しい。」

虹海はそれを聞いて、ワナワナと震えだす。そして、恐る恐る私の顔をのぞき込む。

「……やっぱり私のこと嫌い……?」

「どうしてそうなるっ!?なぜ直結する!?」

「………私に会わない時間を求めてたから。」

予想外な角度の答えに、慌てて否定する。

「違うって。………夜がなかったら、虹海の寝顔も見れないし、メールで夜遅くまでおはなしも出来ないし。だから、私は夜が欲しい。」

「あっ………」

虹海も予想外だったようで、ちょっと考え込む。

「お前も夜欲しくなってきたろ?」

「………うん、やっぱり夜は必要。」

「よし、じゃあ早速寝顔を」

「ダメです。」

「速攻で否定はないだろ……」

……ま、2人で暮らすまでのおあずけにしとくか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ