僕が認めたくないと思うより前の話
…僕の好きな茜君が居なくなって一週間が経った、捜索願いが出されて6日…茜君は見つからない。
「…茜君…」
何時も見ていた風景がモノクロの様な感じに感じてきてしまって窓際の一番後ろであったかい席に座りながら、溜息混じりに彼の名前を小さく呟いて、眺めていた。
授業は淡々と進んで行き、帰る支度をしてすぐに帰り道に寄る所へ行く…茜君が失踪した時に最後に彼の姿を見た、道路へ行くと変な魔法陣みたいなモノがチョークで書かれていた。
「…?何これ」
試しに足を踏み入れた…それが軽率な考えで、残念なイケメンに逆ハーされる理由となる世界にトリップする事になってしまったのだから
いきなりピカッ!っと光を放って、僕は茜君が失踪した場所で消えたのだ。
その後、魔法陣みたいなモノが僕がトリップした瞬間に何もなかった様に消滅していた事は僕は知らなかった。
「!?…」
感性な住宅街だが、見知らぬ家々が立ち並んでいて、此処は東京か!?おい!っと突っ込みたくなる程、都会っぽさが出まくっている。
取り敢えず、住宅街を抜けてビルなどが立ち並んでいる方向に行くと…ふと目に入った自分の髪色と目の色に、悲鳴を上げそうになったのだから。
「な、何…これ…」
髪色は赤に近い金髪に目の色は薄い緑色に変わっていて、元の世界とは違うあり得ない色になっていたのだから、悲鳴をあげそうになっても仕方がなかったと思う。