世界の一部として
光り輝く世界の中で
世界の時間は止まる事無く進んでいく
僕がどれだけ暗闇を迷走しようとも
光り輝く世界の中で
人間の時間は止まる事無く進んでいく
暗闇を迷走する人がどれだけいようとも
光り輝く世界の中で
社会という時間は止まる事を知らない
社会に適応出来ない者がどれだけいようとも
光り輝く世界の中で
僕の世界は暗黒に包まれている
どれだけ太陽の光が世界を照らそうとも
人間は止まる事のない時間の中で
立ち止まる事を許されず
ただ一秒一秒と時を刻み続ける
病に倒れようが
気力を失おうが
意識を失おうが
混沌に飲まれようが
時間は立ち止まる事を許さない
どれだけ懇願しても
どれだけ号泣しても
”時間よ止まれ”と
願おうが
拝もうが
跪こうが
時間は決して止まる事はない
人の進むべき道は
険しく安全などない
一秒一秒に選択肢をせまられ
一秒一秒に決定権を委ねられ
一秒一秒進むべき道を自ら選択して前へ進む
後悔する事があっても
落胆する事があっても
振り返る事は許されても
後戻りする事は許されない
どれだけ自分の人生を振り返り
どれだけ自分の選択を振り返り
どれだけ自分の生活を振り返っても
そこに見えるのは
過去という現実の一部だけ
過去を塗り替える事は出来ず
過去を訂正する事も出来ず
過去に戻る事も出来ず
過去に過ちがあれば
未来にその過ちを繰り返さないように努力するのみ
光り輝く世界において
絶対的な権力を保持するのは
時間をおいて他ならない
時間は全てを飲み込み
時間は全てを流し去り
時間は全てを押し進め
時間は全てにおいて絶対的権力として存在する
この世界に生あるモノは時間に逆らう事を許されず
この世界に生あるモノは全て時間に支配されている
僕の世界は闇に覆われている
光り輝く世界の中で
太陽の光がどれだけ降り注ごうが
僕の世界の闇に覆われている
この闇を振り払うのもまた
時間という支配者なのだろうか
光り輝く世界の中で
世界は闇に覆われている
金や権力に心を奪われ
義理や人情を欠いていく
人よ
この世界の支配者は時間という目に見えぬモノ
この光り輝く世界の中で
時間に逆らわず
時間に逆らう事を許されず
前を見て進もう
時間と共に
時間を友に