日常
朝アラームの音が鳴る。
何度鳴っても起きない僕を妻は起こしてくれる。
「おはよう。」と言うと「おはよう。」と、返してくれる。
台所に行って朝食を食べる。
後片付けをした後、仕事に行く。
職場では、挨拶をして仕事を始める。
怒られる事もある。
注意を受ける事もある。
褒められる事もある。
しょうもない話をして、笑ったり、怒ったり、怒鳴ったり、泣いたり、落ち込んだり、喜んだり。
そして仕事が終わると家に帰る。
「ただいま」と言うと「おかえり」と家族が迎えてくれる。
家族と夕食を摂り、子供達と風呂に入る。
布団の上でゴロゴロしながら妻や子供達と遊んだり、話したり、一人でゲームしたり、みんなでゲームしたり。
「おやすみ」と妻が子供達と僕に言って眠りに入る。
遅くなったら、妻と子供達は寝ている。
僕はゲームや携帯をやめ、電気を消して『おやすみ』と心の中で呟いて眠りに入る。
そしてまた朝がくる。アラームが鳴っている。
そんなくだらない日常。
そんなくだらない日常。
でも、僕にとって大切な日常。
とても大切な日常。
かけがえのない日常。
それは誰にも言える事じゃないだろうか。
そう僕は思いたい。
そう僕は…思いたい。