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【プロットタイプ】暴力で解決する

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

力なき者って、搾取されるだけなんですよ。

それはいじめを見ていても分かる事でしょう?

綺麗事が通じる相手じゃないんだから。

話し合いで何とか出来る相手に、武力は必要ない。武力が必要なのは、話し合いが通じない相手だからだ。こんな事を言う父親だった。シビアで、リアリストで、無慈悲な人だった。


夏が来た。暑い、暑い、全てを焼き払う夏が来た。だからこそ様々なメディアで、鎮魂の曲が流れている。傷付いた人を追悼する為、慰める為。

そうしていると、修学旅行の話を思い出す。戦争経験者のお婆さんが、涙ながらに自分の経験談を話してくれた。一面焼け野原なのだと。あんな光景二度と見たくないと。そうして代表の生徒も涙ながらに、苦しそうに、お婆さんに謝辞を述べていた。

炎天下の元で私はただ陽炎漂うアスファルトと眺める。

「今日は……追悼の日だね」

もう幾度となく繰り返された追悼の日。苦しみと向き合う日。慰め合う日。それが出来てしまう程、過去の事象と比べれば、随分と平和で幸せな日々が続いている。

けれどもだからこそ、何処から襲われてもおかしくないのだと思う。

「私の父はね、無骨で無慈悲なものが好きなんだ。人の命を奪うような、鉄の塊とか。だからよくこう言ってる。『話し合いの出来る相手に武力は必要ない。話が通じないから武力が必要なんだ』って。丸腰だから……舐められるんだって……」

いじめられっ子が何故いじめられるのか。相手が舐めているから。やってもやり返さないと思っているから。だから此方からボコボコにする必要がある。そうしないといじめは無くならない。

それはとても的を得た回答だった。最も短絡的で、直接的で、効率的な撲滅の方法だった。

「話し合いで何とかなるなんて……理想論なんだよ。力には力で、強さには強さで黙らせるしかないんだよ……」

こんな事を考えている時点で不謹慎だった。絶対に肯定してはいけないことを肯定している自覚があった。でもそうでもしないと誰も守れはしないのだ。故人を慰め続けるだけでは、なんの解決にもならないのだ。

「苦しいね。皆、話し合いが通じれば良いのに。でも通じないんだよ。通じないから、暴力で解決するしかないの」

瑠衣、こんな私を貴方は軽蔑するだろうか?

いじめっ子が何故いじめられるのか。

舐められてるから。反撃しないと思われてるから。

だから此方からボコボコにしてやれば、やられなくなります。


言葉が通じない相手には、暴力が一番手っ取り早い。

犯罪者に、認知歪んだ人に、どれだけ正論ぶつけても、聞いてくれないでしょう?

今までずっと見てきた。でも聞いてくれなかった。絶対に。


それなのに、どうして理想論に縋ってしまうのだろう。

争いなんてないのが一番良いよ。武力行使とかしなければ一番平和だよ。

でも相手は言葉が通じる相手じゃないじゃん。

一方的に蹴散らして、荒らして、全て奪っていく奴らじゃん。

そんな話の通じない奴に、武力なしでどうやって戦うの?


という話を思いながら、追悼の日に思いを馳せます。

もう二度と傷付きたくないなら、強くなるしかないんです。武力で黙らせるしかないんです。

いじめっ子を黙らせる様に。


今日も苦しいね。

夏って何だか苦しい戦争の話が多い気がします。

地面の暑さと、焼け野原が重なって見えるからかな。

全て夢なら良いのにね。夢ならどれだけ幸せだろう。

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