自由の証
何を思うかは——自由の証だということには気づかない人間ども
何も強制させられず、素直に思いを伝えるそんな満開のような花たちが、自ら枯れにこようとする生き物だ
それを、折り紙のようにおればもろく消え去る存在
誰も助けない……助からない世界
ほとほと不気味な世界にいる私も、不気味な存在のなのだろうか
信仰は、誰のために……蜜のために寄ってくる蜂のようだった
蜂の鳴らす音は人間の願いとなり、傲慢になってくる
誰もその蜜の大切さがわからない
盲目的に探すその姿は、雨のように当たり前に降るかのように
——私の祈りは終わらない
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歩きながら、話す健と私を見ながら、天使がみてくる
「アイスってこんなに種類あるんだな……と俺の世界はミルクアイスしかなかった」と時間のはざまを抜けコンビニで、アイスを買う
健がしきりに、天使につまらないと愚痴るようになっていたからだ
ソーダ味のアイスを食べながら歩く、私はもちろんチョコ味だ
当たり前のようかのようにお金を払う天使の手には、タバコとコーヒーが握られている
「たばこじゃん、想像で出せるのに……なんで買ったんだ」
「現物の方が味がする」
「そうなんだ。お金ちゃんと払うんだな」っていうと
財布を指さす
「俺は悪魔じゃない。天使だ」
「知ってるけどさ」と笑いながら言う健は、ころころと変わるサイコロのようだった
さっきまでの愚痴を言ってたのはもう忘れたらしい
「眠い……」と今度はつぶやく健にため息をつくと、コーヒーとタバコを吸い終わったようで残りを入れると、沙月はもうアイスを食べきり、胃も少し満たされた感覚がしていた
「行くぞ」とまた時を止め、歩き出す
「眠いんだけどなぁ~」ってつぶやく姿はまだ子供の部分が残っているかのようだった
空間に丸い黒いボールを空間に投げると、部屋の入口のようになっている
「寝ろ」というとベッドだけの空間で三つ並んでいる
「なんか、もっと家具とかないのかよ」
「必要ない、いいから寝ろ」とベッドに押されている
私も、眠くはないがVR内での夢なら、ここで寝たらボスのいるところに戻れるのではないかと試してみることにした
冷めない夢から起きなければ……




