鴉とキューブと天使
私は「えっと……」(どこまで、話したらいいんだろう)
天使がまたキューブを出すとキューブの反発をするかのように試しに近づくとギュインギュイン音が鳴り響てくる気がした。その音が天使にも聞こえているようで、眉間にしわが寄っているからだ
健はそれを見て、何を思ったのか握手すると、そこでは何も起こらなかった
さっきのは痛すぎて、磁石のマイナスとマイナスで離れているときのような力が加わったようだった
「何にも起こらなかったな……?」手を離す
健自体も心細かったのかどこか安心させるような笑い方をする。私が読んでいた健の印象がそのままだった
キューブ・適合者など考えながら、いつまでたってもVRのボスのところにいる自分の体に戻れず夢から覚めてないことに気づく。これ夢だよね起きれなくなったらどうしよう
鴉のことばかり考えてたから、きっと頭を整理するために夢は情報処理するためだけどそもそもVRの中で夢を見るのは当たり前のことじゃない気がする。もう夢なら、いいのかな?
でも余計なことをいってあなたは小説の中のキャラクターです。
なんていったら何が起こるか予測できないだから私は、知らんぷりをすることにした
「キューブってそもそも何でしょう?」というと、しらを切ろうとすると
観測者は、何とも言えない顔をしている
「キューブは天使のものだ。それを無くしていま大変なことが起こっているそれに、君はもう知っているだろう?」心が読めるのかと、ボスでもできるんだから天使も出きるしかいない
「まず、君はここはどこと聞かないのはなぜだ?初対面なのに俺たちのことを聞かなさ過ぎて違和感がある。それを考えると君はもう知っているんだと導き出される」なんかトリックを説明する探偵に見えてきた気がする
ありもしない現実逃避をしていると、どうやら心が読めるとかじゃなくてよかった
天使のイメージは、テレパシーとかで話していそうだったからだ
どこまで話していいのか、もしかしたら鴉は小説を書いているのではなく実物にいる人書いていたのだろうかあったことだけを書いていたのかもしれない……
そんなことをごにょごにょと考えていると
「早くしろ」と怒られなきそうになる
「そんなきつく言ったら、かわいそうだろ」と健はすかさずかばってくれる
もうどうにでもなれとやけを起こしたような酔っ払いになった気分だよくドラマとかでこういうのを見たことがある。ちなみにそれは古いDVDでしかみれないから昔のテレビにつなげていたことを思い出す
「……鴉って知っていますか?」
健は「鳥だよな、賢いよな」と言いその横では目をぎょっとしたように開ける天使がそこにはいた。
「鴉……人で名前が、鴉か?」といたいほどに肩をつかまれる。決して離すまいと
「最近会ったのか?どこにいる」と先ほどと違って何かが切迫しているようだ
「その鴉って、いったい誰なんだ」
「……キューブを見つけるための協力者だった。人なのにキューブの心がわかる珍しい人間だった」
鴉に会った時のことを思い出しながらいう夜の公園桜道を歩く
俺がキューブを使い身を隠していた時、なぜか彼だけは俺に気づいてたみたいだ
「日本には八百万の神様だっているし付喪神みたいのもいるんだよ。だから君の言うキューブの声もきっと嘘じゃないんだ。もう魂が宿っているのかもね」と優しい女の人と勘違いしそうになるほどきれいな男だった
「俺たちのことは、人間の言葉的にいうと友人と言ってもいいくらいだ——いったいどこに忽然といなくなった」




