幼女とラビット
魔法使いの後を追わなければいけなくなった僕は第一に大声を張り巡らす「なんで、いないの?」
マップを見てもピン止めされてる魔法使いは出ないし、どうやら隠れ家があるみたいだけど、そこまでは僕把握できないし……。
僕だって今頃おうちでチャイ飲んでたはずなのに、いろいろ無造作に置かれているデーターが森の中のようで視界がぼやける最後に魔法使いのログが発見されたところに立つ
「僕だって頑張ればできるもん」と奮い立たせながら空を見る
本当に僕一人だけ……。
頑張って、見つけないと帰れなくなる
そんな僕のことを見ているものがいたことには気づかなかった
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「ラビット、どうした?」と頭をなでられながらウットリしている僕に、言うのは僕のご主人様、いえ、京だ
僕は迷い込んだかのようにいる、幼女を見ながらいると……京より重要なことはないが、退屈なことから解放されそうな気分でほくそ笑む
「うん~何でもないよ、面白い個体を見つけただけだよ」
「そうか」と興味なさげな態度をとっているが、目が幼女に向いているのがわかる
自分の話を聞いてくれるのはうれしいが、意識がその子に行くのはなぜかとても嫌な気分になる
こういう気持ちを何というだろうか?そういえばどこかで読んだ嫉妬という言葉の感情にそっくりだった。
それにしても前の魔法使い、あれから見ないし、まぁ、僕たちの仕事が減ってちょうどいいんだけど、それにしても京の様子が少し変な気がする
僕にだけがわかる変化だ。みんなにはわかりはしないだろう?
なんたって、僕の相棒だからね
「ううん、もういいよ無害そうだし……早く行こうよ」と袖を引っ張ると、
「そうか」とまた興味なさげな目で僕に言う
その目を、通してみていいのは僕だけになればいいのに——
京はそれから何も言うことはなく歩く
その後ろを僕はただ追いかけるんだ
——青の魔法使いにイレギュラーなことが起こってるなんて僕たちは知る由もなかったんだ
鴉とキューブについて僕たちでさえ知らさられてないことがあるなんて思いもしなかった
こんなこと、あの青の魔法使いができるまでにはなかったことなんだ
僕たちが知るとき、青の魔法使いたちと同じに選択を迫られるとは思いもしなかったんだ




