狼のぬいぐるみと幼女 エラーの原因 オリジナル
エラーです、ランプ音とともに流れる声に、内心イラつきながらもオオカミのぬいぐるみをなでる手
「だから、どこが原因なの?」と幼児の自分の体をイーッと全身で表すかのように、イライラしていると
「エラー・エラー」とけたたましくなっているスーツを着ているがぶん投げたいくらいの気分だ
オリジナルと言われる、AIに、これはどういうこと?問うと、
「エラーの原因はわかりませんが、小説の修繕箇所にデータのログがあり何者かに、書き換えられようとしていた痕跡あり」
ゴクリっとしながらお願いだから、自分の担当しているところが原因じゃないよな……そう思いたい
「小説のタイトルは鼓動・作者鴉」
「なぁあー、僕知りません。知らないよ、何も」といいこのデータを消したいぐらいだ
何でいつもこうなの、僕にだけ無理難題過ぎない
後ろを振り返ると、とりあえず原因がわかってよかったが、周りのAIたちのひそひそ声で
「あれは出張ぐみになるね……」といわれそれだけは嫌だ
お願いそれだけは、
「エラー理由判明……魔法使い修繕者が原因・担当者はこちらに来るように……原因判明したためエラーを解除する」と機械音がするオリジナルを見るとうなだれながら手を振る僕
みんなもやっと、赤いランプが消え安心しているようだった
「ぼく、行ってくるね」と言うと「ガンバ」「ファイト」とみんなチャイの引換券を渡してくる
どちらの意味かもう分からないくらいの涙が出てきそうだった
これから上層部と話さなきゃいけない
みんなはもう帰る準備している……僕も帰りたい
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オリジナルのところに行くと、ただ音声が流れる
オリジナル本人に会ったことはない、会ったらその時は……っと怖い想像をしていると
「鼓動作者・鴉の担当者はあなたですね?あなたは出張組に派遣されます。準備を整えておくように」
「そんな、絶対イヤですおうちに帰れないんて……」
「決定事項です」
「なぁあんで」
「担当者だからです。最後まで責任を持つように」
「もっと、適格者がいると思うんです。僕より優秀な」
「優秀者は他の仕事についいています。とりあえず、探知と監視をお願いします。動くときは連絡を入れるように」
「……ハイ」オリジナルが言うことは絶対なのだ
僕ができるかな??本当に
「本当に危険な時には、誰かを向かわせます。ただし一回しか使用ができません。こちらのルートを知られるわけにはいきませんので。あと、テントハウスはかわいそうなのでランクがいいほとんどあなたの部屋と同じものを用意しました。かなり不憫なので」
不憫だと思うなら、行かせないでほしいくらいだ
「あと、アクセスランクを上げておきました。以上です」
なきながら、僕のおうちテントじゃ違うのに……オリジナルにはわからないのだろうか?でもランクが上がったのはいいことだよね。平社員でよかったのになとうじうじとムニムニしたてを出してみる
これから魔法使いたちで渡り合わなければいけないのだから、
いっぱい追加で装備も買っておかないとタブレットを握る
そのタブレットの中には充分するくらいのポイントがあった
「僕……頑張らなきゃ」と涙をごしごしと拭く
——「本当によかったのですか?あの個体で」とオリジナルの音声が……誰かに問う声だけが残された部屋に響く




