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オバーヒートを起こしたかのように涙があふれてくる、わからないどこから湧いてくる涙が……まるで自分じゃない人が泣いているかのように泣いていると、バンと背中を思い切りはたかれるその手は小さかった
「きっと、集合意識のバラに触ったから、影響されてるんだと思う」とボスの声が響く
沈み込みどんどん沈み込み、最後は溶けてなくなってしまうのではないかと思うくらいの恐ろしさが全心身に回る私問う言葉さえもなくなるかのように薄暗いものだった
これが紅がしていること……恐ろしいという言葉では甘いくらいだった
「私、あんな強い敵と戦わなくちゃいけない……の?勝てないよきっと。樹……樹に会いたい。」
樹ならどうにかしてくれるそんな気がした。安心という言葉を体現したようなそんな樹に会いたい
助けて……一人にしないで、寒いよ凍えそうな寒さが今度は襲ってくる
「深呼吸しましょうか、沙月さん落ち着いて私の声に集中して」といわれて体を包み込んでくれるアリアさん背中をさすられながらその声を聴いていると安心してくる、その声とともに瞼が落ちる
ボスが静かに私のでこを触っている感触を感じている。
「熱が出てる、vrの中で病気になるなんて規格外だし今までいなかったよ……沙月、君はいったい……?」とつぶやいていたのが聞こえた気がする
私はいつも夢の中にいるようなまどろみで、私が知らないうちにこんなに深いところまで帰らないところまで来てしまった私は一体どこに行くんだろう?
まどろみの中で歩いていると暗い道を一人でぽつぽつと歩いていると、鈴の音が聞こえてくるお祭りの屋台で、りんご飴を渡してくる幼い男の子がほほ笑む小学四年生くらいで甚平が大きそうだ。
私は着なれない浴衣の袖をつかみながら言う「ありがとう、大好き!!」と自分の声が踊る
そのりんご飴をなめてると世界が回りはじめて、次の瞬間寒い、マフラーをかじかんだ手で握る
学校の制服のボタンが冷たさで曇る期末テストの話をしながら振り向くとそこには友達もクラスメイトもいない一人ぼっちの道、最初から私しかいないようなその空を一人見つめる
その悲しさが何かと共鳴するかのように叫ぶ、私はここにいるよ助けて……置いてかないで、一人にしないでと全身で叫んで切り裂けそうだった
もしかしたらこれは、バラに触ってしまったから、勝手にリンクしているのかもしれないと私は感じた
だってこの叫びは、あのバラから聞こえてきた声と似ていたから——




