キューブの共鳴
——キューブが共鳴している。キューブには言語がない、会話ができないとされている
皆、観測者つまりは天使たちは、自分の身を隠すために使う消耗品としてキューブを使っていた。
そして、キューブの言葉を何故かわかる俺は、その悲鳴が頭の中で響くのだ。
気に留めるものはいなかった。皆俺を見ていかれてると口々に言う
案外見た目に反して口が悪いのは、そう悪魔と変わらないものだ
俺は、自分のキューブを見ながら眺めていると、キューインといつも道理の音の中に悲鳴が聞こえ
観測者の不手際で地球の神のもとにキューブが行ってしまったことに憤りを感じている
観測者の誰も責任を取らないというなら、俺がとってやる
だからこそ、俺はありとあらゆる世界を渡りキューブを探し出し、回収を行っていたが、あるものが始まりかのようにキューブに認められ、共鳴するものが出てきた。
それは想定外のことで、引き離そうとしても、キューブがそのもののそばにいようとする
他の天使どもには、きっとわからないことだろう
そして今俺といるこの少年は、適合者で、キューブが嬉しそうに共鳴をしている
だが、この少年はいまいち気づいていないようだった
「なぁ、これからどうするんだ?どこに行くんだよいい加減話してくれてもいいだろう……」と男なのにうるさい奴だ。
「キューブの光の糸を辿っている。それを追いかけてゆけばおのずと、目的の場所につく」と答えると
あまり納得してない顔だったが、答えると思いもしなかったという顔をしている
キューブもこの少年のどこがよかったのだろうか——分からない
暗い道をただただ進みながら当てもない旅をしている
「このままじゃ、いつになるかわからない……侑斗に会えなくなる」
「時が止まってる。問題ない」
キューブを回収できればそれでよかったのにとんだ厄介ことになった
あまり納得いってないような顔でいたがはたと気づいたかのように
「あの、さ……とりえず助けてくれて、あり……がとう」とどんどん声が小さくなっていく
「勘違いするな、キューブの適合者だからだ。」
*
*
*
「……そっか」といいなら俺は自分の頭をかく。
この男、天使といるが、時間が止まっているためどれくらいっしょにいるかわからない
お礼を言うのもおかしいかもと思ったが、もしかしたら死んでいた。いや、確実に死んでいた
争いごとがなかった世界から、俺の目の前をぐるぐると目まぐるしく駆けていく
本当にに考えるだけで吐きそうで吐くかもしれない
どうやら頭の中を這うような気持ち悪さだった
「ちょ、ちょっとまって吐きそう」というと天使は無表情な顔で俺を物を運ぶかのように抱えると
「少し我慢しろ」
視界が明るくなって先ほどの、暗い道から公園の景色が映る。そこに降りると、時間が進む
「トイレ、早くいってこい」
「うっぷ」いい加減危なさそうだ
せりあがってこようとするものを、押し込めながら歩き目的場所でようやく解放できた
口をすすぎながら考えなきゃいけないことで頭がパンクしそうだ
「俺は、俺の目的を果たすんだ……」と鏡のまだ見慣れてない自分に言い聞かせる
トイレから出ると、ベンチでタバコをふかしているスーツ姿は男の俺でもかっこいいと思う容姿をしていた。さっきはいろいろあってよく見えていなかったが……みんな顔がいいのは、当たり前のことなのだろうか?
「行くぞ」という天使に、俺はついていく、もう話しかけることがおくっうになるくらい疲れた
眠く、眠くなると足を前に出そうとしたとき目の前が暗くなる
ため息の音がした後に、体が軽くなった感触が、した。




