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終わりの始まり


 暗闇の中で、

「死なれると困るんだよ」とキューブを触る端正な男がそこにいた。見たこともない顔だが、大人の雰囲気と色気が漂っている


「お前にはまだ役割がある」と胸のところを触れたかと思うとチクタクと文字盤が浮き上がる


俺は、死んだのかと思うと


「死んでいないが、やっと適合者が見つかったのに、おずおずと死なせるわけないだろう」と言いタバコをふかせる


「適合者って?お前は誰だ?ここはどこだ」


「ここは時間と時間のはざま、まぁ、ゆうならば神に管轄ではなく、観測者の管轄の時だ」といい


「観測者?はっきり答えろよ」といつになく俺は焦っている。ただでさえ異世界にとばされ、侑斗やリオたちのこともあるからだ


「安心しろ、ここでの時は止まっているてことだ。ここまではわかるな?」といい煙が伝う


「観測は、お前らが言ういわゆる天使ってやつだ。あと、キューブはもともと天使のものだ

 だから返してほしかったんだがな。たいそうお前を気にいちまったらしく、適合したみたいだな」


いろいろ、ありえないことが起こっているが、観測者?天使なんて子供の頃に読んだ本にしかれていなかったことだ。ありえないが、じっさい光の銃弾は俺に向かって伸びている

頭から距離を少し開けていたのも、本当は死ぬ気がなかったし、死にたくなかった無意識の行動だと思う


「まぁ、めんどくさいから、俺の仕事を手伝え。そしたら、お前も、なんか騒いでたやつらも助けてやる」と言われ首根っこをつかまれる


「お前が選べるのは、YESか、ハイだけだろう?」といい俺は頷くしかできなかった

これからどうなるかもわからないし、捕虜の時と変わらないけど、何かの可能性があるならかけたいと思って、俺は、流れに任せてみることにした。それに、俺が想定していること以上のことが起こってて頭がおかしくなりそうだ


頭痛がして思わずしゃがみ込む


「吐くなよ、痕跡が残る」と言い俺と目線を合わせるかのように座る


「灰は?」


「俺たちの想像したものは問題ない」と手を差し出してくる


もう話すことをやめたかのように、見てくる男を信用するしかない自分に悔しさを感じた


                      *

                      *

                      *


沙月が最後のページをめくって、続きは?という顔で樹を見ると、手を振りないことを伝えられる

「これが終わりじゃないよね、明らかに続きあるよね。それにキューブの適合者ってなに?」と聞かれた樹も同じ感情のようだ


読んでいなかった、樹にさらに詳しく説明すると、類似点が見つかり、鴉は魔法使いの事を知っていたのか、それともキューブだけのことをしていたのかはわからない


沙月は読みすぎて疲れた目を、しっぱしっぱさせるともう三時間くらいは立っていたそうだ

スマホを見ると、誰かからメールが来ているようだ。

「用事ができた送っていくよ」と

沙月は、読むのが遅くてもう送らなければいけないと、距離があるため

親御さんにも、心配はかけられないだろうというので渋々送ってもらうことにした

まだまだ、気になることはあるけど、それはあとで話すことになった


樹のバイクに乗ると、その背中にあたたかい安心さを感じた——





第四章終わりました ここまで読んでくださりありがとうございました次からは五章です

感想を教えていただけると嬉しいです ブックマークもよろしくお願いします


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