キューブ
キューブそれは、四方八方四角くないといけない 丸ではダメだ
なぜなら力の隙ができるからだ。四角形のキューブは、装置の宙に浮かび、エネルギーを吸収しているようだ
そのキューブは異音を立てながら、動く キューンキューンとでもその音の意味を誰もが知らないのだ
ある男だけは、知っているようだ
「あなたは、まだ諦めないの? 私たちの役割を忘れないで……」と無口そうな女性と同じく感情の動きが薄そうな男性 その姿は大人の色気に包まれている180㎝のまさしく天使と言われそうな姿をしている
人は、それを『天使』と呼ぶ。
キューブ、それが人の手に渡った理由は、なんと猫だったそうだ
野良猫に夢中だった観測者の一人が野良猫に取られてしまった
口にくわえて取っていってしまったのだ
キューブは天使たちの中で、消耗品で、人間には解読できないと高をくくっていたため、
なくしても興味を示さなかった
10日位で、自然の中で何も残らず朽ちるからだ
ある神の手に渡るまでは…… その猫から贈り物として贈呈され、それを気に入りピアスを触っていたそうだ
天使は謡う「必ずすべてのキューブの回収をする」と
そしてただ一人キューブの声に意味を見つけられる天使がキューブたちに約束をするのだった




