天才になった者たち
薬で頭を良くしてみなが天才になった世界では自分のホルモンを自分で作ることができなくなり、異世界からシナプスをつなげるために人の経験を奪う機械が開発された。
そして、皆そろって美形なのだ
みな夢中になっていた。それはさながら魅了するように魔法のように甘く依存性が高いものだった
異世界から来た被験者は、不自由であれば不自由であるほど高級品だった
ただし、被験者は一度の抽出でみな帰れなくなる
余すことなく使われる
彼らの世界は、合理的で単純明快だ 悩みなど存在しないそんなリアルに退屈し、
人のエネルギーをやめることはできないがそれも、役目が無くなると廃棄され肥料になる
合理的で美しい世界だと皆口をそろえて言う
そんな世界に、今日も被験者が送り込まれてくる
そこには……
その世界では、富裕層が、オープンにその魅了するものを使っている
今日も又、異世界から召喚される哀れな転生者が来る
この世界には勇者も、聖女も必要とはせれていない ただただ、奴らのものとなるのだ
そこに、彼は来た
「ここは、なに?」という質問を最初にするやつは初めてで、何か違う異質なものを感知した
どよめきと、期待を膨らませる声を出す者たち
「お前は、我々に選ばれた 光栄に思いなさい 」という男は金色の腰ほどの長い髪を結っている
その髪は、絹のように柔らかく全身からいい香りがしてきそうな女神と見間違えるような顔だった
キョトンとした顔で、
「いや、勝手に連れてこられて、あなたたちが何者かもわからないのになぜ敬えるんだ?」と
思ったことを、そのまま声に出しているようで
それがいかに、我々に失礼なことかわかっていないようです 何と哀れで無知な餌でしょう
これは、絶望させがいがあるとほくそ笑む
「我々は一であり、全てなのです あなたの逃げ場などないのです」と堂々とした姿を見せ、
恐怖をあおろうとする
その転生者は、空気を読まず、「嫌です。帰るよ 誰かなんて興味ない 」という
今まで、意識を持ったまま召喚に耐えられるものはいなかった
召喚させるだけで、膨大な力を使い、被験者が意識を保ったままなぞ、ありえない……
我々は確信したのだ
(これは、絶対にうまいぞ 極上品だ )
そして、我々は初の試みをすることにしたのだ
「お前にチャンスをやる お前の代わりの物の名前を言え
そしたら、お前と引き換えに交換してやってもいい
ただしお前の記憶の中で一番大切なものでないとダメだ」と、いうと我々ならば真っ先に
YESというだろうと考えていた、だって、そのほうが合理的でしょう。
意味が分からないという顔をしているのでしょうか、とにかく顔をが動くのです
その顔を追い尽くす装置に移される
『健と僕だけの秘密だよ、約束だよ』と俺は、『絶対にな』と答えてるシーンが映し出されると
「やめろ 勝手にみるな!!」と肩をわなわなさせている
「あなたの大切なものはこれですか? もっと見せてください」と
バチバチといいどうやら機械のほうが負けて壊れてしまったようだ
「ここまでとは…… 」
「あいつを巻き込むことは、絶対許さないと」声が響き渡る
出身世界を見ると、単調な世界でこれほどのものが手に入るとは驚きです
「あいつ」も手に入れたくなってきました……。
どんな表情をするのでしょうか?
あぁ、やっぱり我々は完璧です
さすがに気を失ったのか、装置を外された彼は、ぐったりとしている彼の、栗のような髪をしている頭を
触りながら笑みを浮かべる




