オオカミと幼女と死神とうさぎ
あ~もう、あそこに入られると僕近づけないし、すぐ見えなくなっちゃうから、もうヤダと
見えなくなった、魔法少女の後ろ姿と抱っこをされている小鬼め~ うらやま……しくないぞと心の中で
呟きながらオオカミのぬいぐるみを撫でる
扉が消えたので、また間に合わなかった……
絶対割に合わない
ボーナスをもらわないといや、チャイ一年分プレゼントでもらわないと
後ろから、のっそりと背が高い黒い死神と間違われそうなほどのマントを着ている、男が立っている気配を感じて
もうなんで、ぼくばっかり、こんな目に合うの もうぜったい呪われてるそうじゃなきゃ
こんなことばかり起きないだろう……
「おい…… 」と肩をつかむために、かがもうとしている気配を感じてすぐ
「聞こえてます、きこえてますから 」と急いで距離を取る
背後に立つのはやめてほしい、どこかの本で背後を見せたら死ぬということを学習した同僚がいたのを
思い出した。
喧嘩するつもりはないですよとあらわすようにオオカミのぬいぐるみで手を振ってカワイイさでなんとかしてもらおうと苦手なほほえみをして顔が引きつている音がしているようだ
「これ落としていたぞ」っと持っている手を見ると、ちんまりとしたタブレット用のペンだった
「ありがとう……」と受け取るとこれ落とすと罰金でチャイ三杯分カットしないといけないところだった
興味がなさそうな目で私を見てくる、うさぎの耳のショタの膝だし半ズボンの恰好をしている
小さな執事服を着ている
無機質な目を向けているかと思ったら、男のマントを引っ張りながら
「もういい? 」と聞いて、早く話を終わらせたいようだ
よく、その男の子を見ると吸い込まれるような目をしている
ぞっと寒気がした
絶対ヤバい奴だ 早く帰りたい……
すぐ目をそらすと「じゃあ、帰ります さようなら 」と逃げるようにタブレットを操作する
「帰還します」とどこか、タブレットも早口に聞こえる
それを見ていた、マントの男は、不思議そうな顔をしているのかいないのかわからないくらい
無表情だ
その手を握る男の子は、満足そうな顔をしている
「機嫌がよさそうだな ラビット」というと 「えぇ」というとにっこりと笑う
その男の子の世界では、一秒たりとも他の物を入れるのを許さないかのようにもう一度手を握りなおすと
重さを確認しながら、手を引っ張る
これにて、二章に終了します
次回は第三章へ、新キャラたちと沙月たちの交流??それとも戦いが始まるのか……?
ここまで、読んでくれてありがとうございます
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