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沙月の理由

誤字脱字を治しました

直す前に読んでくれたかたすいません

読みやすいようにこれから、気をつけて投稿しますね

  

 隠れ家につくと、甘い香りのすることに煩わしさを感じている。いつもなら気にならないけど

今は、些細なことでさえ過敏に反応を知ってしまってるようだ。


しばらくして、沙月(さつき)は少し落ち着いたようで


「もう、大丈夫です ありがとう」と(いつき)から離れると、

気恥ずかしさを感じる 

今考えると、恥ずかしすぎて、耳まで熱を持っている気がする

樹からは、布団を干した時のような太陽みたいな温かい香りがした


それを横目で見ているルリは、

落ち着きましたか?と

ほっとしているような顔で紅茶を入れる準備をしている


藤は、さっきあったことを忘れたかのようにバームクーヘンの木からとったバームクーヘンをを食べようと席に着く


「さつき、ここは安全だよ、とりあえずバームクーヘンの木からとってきたから食べよう?」


「どうして、鼓動の修復しますっていってたのに、最後だけおかしかったよ」と考え込みすぎて、


(ふじ)の言葉を軽く無視してしまった。藤が沙月の手を触る


「藤の話、ちゃんと聞いて さつき」と頬をプクーと膨らまさせる


沙月はそんな藤を見て、「ごめんね」と頭を撫でる


「いいよ 藤の話 聞いてね」と繰り返す、相当傷ついたようで手をにぎにぎしながら、

顔を下に向けている


ルリが、「大丈夫ですか?何があったのか

ゆっくりでもいいので教えてくれますか?」と顔をのぞき込む

準備ができたかのようで私を席に着かせる


座りながら、今までの事を話すのに呼吸を静かにして、頭の中を整理しようとする


「まずどこから、話せばいいのかわからない…まだ頭の中が整理できてなくって……」と

今思ってる、正直な思いを伝える


樹は真剣な顔をして、

「修復されますの音声がしたと思ったら、

沙月と藤が消えた。あの時何が起こったんだ」と聞いてくる


「鼓動のVRを見ながら、感じながらやっとすべてが修復されて私の好きな物語が戻ってくると思ったんです。

でも、途中で、話が終わってしまって、侑斗(ゆうと)(かい)(けん)が異世界の扉を開くところ

で終わる作品が、健だけいなかったんです。 私、失敗しちゃった……。」


「そもそも、魔法使いになってまで、修復にこだわるのはなぜなんだ? 」樹は、不思議そうに、そして、今まで疑問に思っていたような顔をしながら投げかけてくる


「僕も気になってました」と紅茶を一口飲んで机に置くルリ

 

沙月は、そういえば話していなかったことを思い出す



「私がそもそも鼓動の本に対して思いが強いのは、たぶん。周りとなじめず悩みとまではいかないけれど

 実は、私、味を感じずずらいみたいで食べ物をを食べるのが苦痛でしかったなかったんです


普通の人が感じることが人より鈍いみたいで……。でも、本を読んだら、色鮮やかな世界に行けたんです


ほかの人と違う感覚で、どこに気持ちを持って行ったらわからないときに

鼓動の小説家、鴉の作品に出合って、本の楽しさをより感じたんです」と


熱い思いを吐き出すのに、少し早口になってしまった。


「フリルな服が好きなのも、重たいから体がここにあるきがするからで……。」


なぜだか、また涙が出そうになる 「変な子」といわれないかと薄目を開けてみる


藤はなぜか、よく話が分かってないのか、不思議そうな顔をしてみる


「ふじ、絵本くらいの内容ならわかるけど、むずかしい話わからないけど

 沙月と今いられるから、藤も「鼓動」の物語すき~」と、


バームクーヘンにそえた生クリームを口の横につけてフォークをブンブン振り回しながら言う



ルリも、

「人工精霊の私にはわからない感覚ですが、あなたがこだわる理由が聞けて良かったです」と

静かにほほ笑む


樹は、少し考えるそぶりを見せると、

「沙月は、一人じゃない。沙月にしか見えないものあるから、俺たちはより頼っているけど、

 沙月にも、俺たちを頼ってほしいし、大事なことが分かったから俺たちも、もっと頑張るからな」と


ニッカと明るく笑う


沙月はいつも周りから、「変な子」と言われることに慣れていると思っていたが、自分が思うよりも、気にしていたみたいだ。


「変じゃない? 」と思わず口をつく


三人ともいい笑顔で「全然」 「まったく変じゃないですよ」 「ふじ、なにが変なのかわからない」と


口々に答える。


その姿を見て、ほっとする。 

否定なんてしてくるような人じゃないことはわかってたけどやっぱり心配していったんだなと思う。

人は、一人しかいないけど、小鬼や人工精霊だけどと心の中でツッコミを入れる

心に余裕が出てきたみたいだ。


「とりあえず、また仕切り直して明日ボスの報告がてらに、話し合いましょう。

 もう、今日は遅いですからね。 」

とルリが腕まくりをしながら言う


「そうだな、そうしょう。沙月、帰ったらよく、寝ること」というと頭を優しくなでてくる


「ふじを一回ギューッとして」とそんなかわいいことを言われたので、思いっきり長く抱きしめた


それに満足したのか、ピコピコハンマーをそっと取り出すとお約束ごとみたいに頭を殴ってきた


「さつき、バイバイまた、あした~」



沙月、ログアウトしますと音が鳴り響く



そのあと、ルリは樹に

「沙月が心配なのはわかりますが、私の引き離し方が雑でした。さすがの私でも傷つきますよ」というと

樹の肩を、グーにした手でグリグリと押す


「悪かったって……。ワイ、ワイン。

次、持っていくからさ 」といいながら、ルリの顔を見る


「はぁ~、高いワインじゃないと許しませんからね」というルリに心なしか機嫌が直っているようだ


「だよな」というとひまわりのような笑顔を浮かべる男に、怒っても仕方ないと思ったルリだった






       



















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