オオカミと幼女の正体
段落を整えって、載せなおしました
沙月たちが、隠れ家にいる頃、オオカミのぬいぐるみをもった
僕っ子の幼女はデータ入力をしている
周りには同じくらいの子供たちが、パソコンにつき小さい手で入力をしている
マウスは、その子供たちの手に合わせたサイズで、子供用の椅子に座っている
オオカミのぬいぐるみを隣に座らせ、上司に報告書を打っている
サーバー室の一室の中で、5歳~6歳くらいの子供たちが集められている
「魔法少女が、修繕を試みもう少しで、すべて修繕されるところでしたが、
なんとか防ぎました
気づかれていません
危険なので、接近をあきらめたほうがいいかと思われる」と
報告書を出した瞬間に「却下」とだけ返してくる上司の顔を殴りたいのを
オオカミちゃんをハグすることで落ち着かせる
また、ていねいに相棒を、隣に置くと
(だいたい、どうして僕だけ、こんな仕事なの?もっと楽な仕事がしたいよ)と
思いながらいると、コーヒーを持ってくる部長に、
「僕はチャイ派なの!!いつ覚えてくれるの?」っというと
「相変わらず、変わっているな」というこれまたかわいいショタがそこにいる
「代わりに部長が行ってくださいよ」というと、
「きっとお前にしかできない仕事なんだよ」といい
逃げるかのように足早に去っていく オオカミちゃんの机の前に
コーヒーが置かれているのを
「もったいないな~もう」といいながら飲むと「あっち、まずい、にがいよ~」と
いいながら、これからの事を考える
「そもそも、ぼくが沙月のアカウントを見つけちゃったのがうんのつきだよな~
僕じゃなく、ほかの人が見つけてれば担当にならなくて済んだのに……。」と
ぼやく。 それを、静かに聞く相棒のオオカミのぬいぐるみ
「鼓動」の小説が改ざんされていることに気づく人がいるなんて思わなかったよ
ぼくも、気づいたことを隠そうと思ったけどあの部長がすかさずみつけて
ニコニコした顔で言ったんだよ
「あ~、それ君の担当だな。がんばれ」っていわれてそのコーヒーを
顔からかけてやろうかと思ったよ
でも、オオカミ君の目の前でそんなことできない、だってぼくいい子だもん
沙月という個体を初めて見たとき、ただの読書好きな女の子だと思っていたけど、
意外と魔法の扱いを習得するのが早くて、どうしたものかな?と思ってたら、
簡単に修復しちゃうもんだからさすがに驚いたし、困ったよ
ぼくがギリギリ、データを違う場所に切り離したからよかったものの
ボーナスもらわないと、やってられないよ ほんとう
はぁ~これからも、僕は苦労ばっかりさせられるんだ~
ほんとうに~ねぇ、相棒、僕辞めたいよと抱きかかえ思いっきり息を吸う
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