表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/54

魔法少女?? 本部へ、動き出した世界

クリーム色のフリフリの魔法服を着ている、茶髪の背の高い魔法少女を見つけた


「はい、タッチ」と藤が言いながらぺちぺちしている


すごい嫌そうな顔で、「任された」というと


マジでこれ、言わなきゃダメ と声が、聞こえる。男声で驚くと


「ダメです。しっかりッと笑顔で」と執事のような恰好をした人が言う


「俺に、取り返せなものはない」 と苦々しい顔でいう魔法男子は、やけくそになって言っている。

セリフを言うとハートの大中小の風船が、周りに降ってくる 


「一刻も早く、帰るぞ」というとタランチュラになにやら呪文を言っていく


と宙に文字が浮かびそれを当てていくと


タランチュラは消えっていった


言葉の通り、あっという間に倒したのだ


タランチュラの光が本に落ちて文字に書き移されているようだ




「さすが、(いつき)は強いね~」と手をパチパチしながら目も同時にパチパチしている藤


「あぁ、早く帰りたい」というと魔法男子??(語呂が悪いなと思っていると)が変身をとくと、


沙月(さつき)が今まで、我慢してたけれど、思わず吹き出してしまう


怪訝そうな目で見てくる樹という男は若く見積もっても、19歳位に見える




「衣装を変えたくても、変えられませんからね~、せめてのあがきでひげを毎日沿っているんですもんね」と、からかう様な笑みを浮かべた執事に、


「誰のせいだと思っているんだ!ルリ」と声を荒らげると


思わず沙月は、「顔がきれいだから意外と似合ってますよ」と勢いで言ったら


「そういう事じゃないんだよ……」といい、もしかしたらこの人は不憫キャラなのかもしれないと

思った。


普通どうして名前を知っているのかとか、ここはどこなのかとかあたりまえの疑問について聞くだろうが、沙月は、今の状態が楽しすぎてそんなことは二の次だった


楽しいものに対して貪欲な沙月は、人と少しずれている事に気づいていない


「いろいろ聞きたいことあるけど、まぁいいか」


「そんな、あってすぐ、見た目の可愛いさだけで信用していいのかよ」と樹が言う


「沙月に説明したいから、ついてきて」と


「警戒心なさすぎじゃないか」と大きな声で、樹が怪訝そうな顔をしている


「シー」っと藤が人差し指を立てる




沙月の手を引っ張って行く藤と、後ろでルリにいじられながら歩く樹は、


ここが本部だと言われて、扉を開けるとワンルームにこたつがあってこたつの周りで全て完結できるように冷蔵庫がある 怠惰な部屋がそこにあった


季節外れすぎて、違和感がすごいけれど、みんな気にしていないようだ


「あぁ、新入りやっときたの?僕も、忙しんだからさ」という、マンガに出てきそうな白い髪の王子みたいな5歳くらいの幼児なのにジャージ姿で、顔と似つかわしくない光景が広がっていた。ジャージってこんなに小さいサイズがあるんだ


その子の周りには、ポテチや。漫画が散乱してる 


「忙しいって、くちゃねしてるだけじゃないで……」


ルリの口を急いで押さえている樹は急いで「なんでもありません」というその姿を見ると樹より偉い人なんだなと思っていると

「まあ、いいや」と言うと


「立ってないで、こたつに入りなよ」と促される


(藤にしろ子供ばかりししかいないのかしら……)


「沙月、僕と藤と一緒にしないでくれ僕は1000歳 平安時代生まれだ」


(え、今、口に出してないよね)


「出してないよ、神だからわかるんだよ。僕一番偉い人ね、トップだよ ボスだから」と、圧がすごい


(そんなに偉い人にすぐ会えていいのだろうか)


「アットホームな組織だからね!」と無邪気な笑顔で言う




「座るのに、少し片づけますね」ときれいなソプラノ声とともにきた


蜂蜜の色がそのまま髪になってエメラルドの宝石を埋め込んだような瞳。


モデル体型のきれいなブロンドヘアーの女の人がいた。


ポテチの袋や、散乱したものをどかすと


「お茶どうぞ お座りなさって」というと


やっと座るスペースができた 場所に、とりあえず言われるがままに座る沙月


「あの、樹さんみたいな人は、あと何人いるんですか?」と素朴な疑問を投げかけると


「ゼロだよ、樹ひとり、沙月を入れてふたりだね」とどやかおで、当たり前でしょと言う顔をしている


沙月は、思わず樹の顔を見ると、すぐ顔をそらす


「分かってると思うけど、教育係は樹ね」 

「あぁ、はい」というと


「喜んでやらせて頂きますでしょ」といい

「はい、喜んでやらせていただきます」と、 勢いよく座りながらお辞儀をしている


会社で、パワハラを受けているかのような会話だが、見た目とのギャップがすごい


5歳児に、ペコペコする19歳の男性変すぎる


思わず吹き出すと「あとで覚えとろよ」と

口をパクパクしてくる樹


「そういえば、ここどこなんですか? どうして皆さん私の名前知っているんですか?」と聞くと


「藤、さては何も説明していないな」と言うと

「えへへ」とごまかそうと手を振りながらいる藤


沙月は、藤のなんとも、かわいい行動に癒されていると


「もしかして、沙月ってポンコツ?」という1000歳の幼児が可愛い過ぎると思いながら、

「よく、ずれていると言われます」と真剣な顔をして言ってみる


(自分では、そうは思わないんだけどな~)


「樹、沙月思ったよりポンコツみたいだから、がんばって」と急な、毒舌なを吐く1000歳


「沙月、僕の名前は1000歳じゃないんだけどボスって呼んで」


(ボスって名前じゃないよね……)と思っていると、


「沙月、僕たち神は名前を知られると死ぬかもしれないから、だれにも教えないの

名前は魔法に使える一番強力なものだから」

というボスの目は先ほど可愛い装いと違ったこれ以上聞くのを、許さないような目の鋭さをもっていた


そこには、たしかに年老いて、いろんなものを見てきたような猛者のような表情がそこにあった


沙月は、これ以上はなんか危なそうと思い「了解です。ボス」とどこかの、ドラマで見た、啓礼もどきをして姿勢を正して言うと満足したように「いい心がけ、返事はこうじゃないとねぇ、」樹の顔を見るボス。樹はただただ、苦笑いをして違う方向を見ている


「さてと、仕方ないからボスがじきじに、説明します。後で質問受け付けるから

とりあえず、最後まで聞くように」とボスから直接説明を受けることになった



「まず、魔法使いは小説の改ざん部分を見つけ出し、修復する事が目的で


それを、探すことと、その修復箇所には必ず、番をしている者がいる


蜘蛛のような姿で、近づこうとしたり、邪魔をしようとするものは狙われる


そんなときは、変身して戦う


樹がやっていることを真似して戦う事 実践は樹が説明するから」


「キメ台詞が契約の証だから、変更できないので注意すること」と


「誰かさんみたいに恥ずかしくて変えてほしいと騒いでもどうにもならないけどね・・」と

ボスの話を遮り、ルリがニヨニヨした顔で樹を見て言ったことをその表情を見た

ボスの顔を今日一日くらいは、忘れられることはできないと私は思った


「ごっほん、次は無いからね樹」


「なんで、俺じゃないのに……何でもないです。すいません」


「ルリは樹のなんだから、監督不行き届きでしょ」と疑問に思ったが、今質問するのはまずそうだ


「沙月は、ずれてるけど空気読めて偉いね」と頭をなでながら


褒められているのかけなされているのか、よくわからないことを言われたけど


(まぁいいか、撫でられてなんだかうれしいし)


「チョロ」と言われた気がしてあたりを見回すと、なんとも無邪気そうな幼児


(ボス)がそこにはいたので気のせいだろう


「沙月の事を知っているのは、書き込みを見つけた 以上」と、あまりに説明不足な説明を受けた沙月は、質問しようとすると


「これぞ完璧な説明!」と自画自賛するボス


「これから、昼寝という大事な仕事があるから、あとは樹よろしく」といいあっという間に寝てしまった。


「えー」と言う沙月に「いつものことだ」という樹に、うんうんとうなづく


藤とため息をつくルリ


布団をかけ治してあげる女性を見ていると


「ボスの部下です」といい名前を言わないという事は、


「一応、神様の端くれをやらせて頂いています」ときれいな音色をしている声がとても似合っている


「そう思ってもらえるなんて……光栄です」と上品に笑う


品がある人といえば、こういう人の事を言うのだろうと沙月は思った


「それより、沙月さん お時間は大丈夫かしら?  体の負担が大変だと思うのだけれど」


「あー沙月大変、もう三時間も経ってるよ 帰らないと」と、突然バタバタとし出だす(ふじ)

頭を抱えるいつきが。

「また、後で説明するからさ」と私の肩にておいて言うと


「じゃあさつき、またね」とピコピコハンマーで思いっきり殴ってくる藤を見て 、暗転する



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ