現実の中の病死
生まれて、
喪失と死に向かって歩く事はあっても、
生まれて、
楽園の扉に向かって歩ける者はいない。
それでもギターラを抱えて、
肺の苦しみを歌い、
港に打ち捨てられた
病死の疣貝の痛みを
現実であると知る・・
ああ、悲しいか?
老いた粉挽屋よ・・
楽園の扉を見つける事が
出来なかった者達にも
開ける扉はあって、
そこでは今夜もファドが歌われている・・
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