表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傷物の夫人は旦那様に尽くしたい  作者: すのーきゃっと
28/29

可愛いソフィア〜ルーカスside

ソフィアの背中の薔薇の証を見た。

華奢な背中に大きな薔薇の紋様。

綺麗で魅入られた。

そして思わずキスをしていた。

背中にある紋様に沿って這わせるように夢中になっていた。

ソフィアの思わずこぼれた声に一瞬理性が吹っ飛びそうになった。

なんとか堪えて夜着をそっと整えた。

それなのに一緒にソファでワインを呑みながら話しているときソフィアの言葉に思わず理性も吹っ飛んだ。

キスをしてそのままベッドにソフィアを運んだ。

ただ、ソフィアはワインで酔っていたんだろう。

そのまま眠ってしまった。

急ぎすぎてしまった自分に頭を抱える。

可愛い寝顔のソフィア。

頬を触ると私の手を掴んできた。

私はそのままソフィアの隣に入り、いつの間にか眠ってしまっていた。


「え…あ…なんで…。」

そんな声が聞こえたと思って目を開けると私の腕の中にソフィアが真っ赤な顔をしていた。

「ソフィア。おはよう。」

「おはようございます…。あのこれは…。」

「夫婦なのだから普通だろう。お互いの気持ちも通じ合ったのだから。」

「それはそうですが…。」

なにかゴニョゴニョ言っているソフィア。

何だろう。

この気持ち。

あたたかくて柔らかいくすぐったいような気持ち。

愛しい。

きっとそういう感情なんだと思う。

「ソフィアはベッドに横になるなり寝てしまったから添い寝しただけだよ。」

慌てているソフィアは今度は真っ赤になり

「申し訳ございませんでした。寝てしまうなんて。」

なんて言い出した。

「大丈夫だよ。心も夫婦になったのだからいつでも。それにソフィアの嫌なことはしないと決めてるから。」

私の言葉に

「嫌なんてことはありません。夫婦ですから。」

真顔で言うソフィア。

コロコロ変わる表情が可愛い。

「私の奥さんは優しいな。」

そう言ってソフィアを抱きしてめる腕の力を入れる。

そっとソフィアも私の背中に腕を回してくれる。


まさかこんな幸せな気持ちになれるなんて思ってなかった。

ほんの数週間なのに…。

早すぎないか…。

でも、ソフィアだからなのかもしれない。

これから何が待ち受けているかわからない。

気を引き締めないと。

ソフィアは必ず守る。

守るためには色んな知識と準備が必要だ。

信用のおける者達との交流もしなければならない。

ただ、表立って動くこともできないが隠れて動いたとしてもきっとこっちの動きはわかってしまう。


「ルーカス様。私、これからルミエル様にお願いしてお茶会などにも積極的に参加させていただこうと思います。」

ソフィアは私の腕の中で顔をあげてそういうとにっこり笑って

「人脈作りは大切ですので。」

そう言ったんだ。

「それと領地内もくまなくまわります。いつも通りに。約束してたのに農園や商会もまわれてないし、まだ行きたいところもありますので。」

「私も一緒にまわろう。殿下のところにも行くがこちらのほうにもできるだけ顔を出せるように調整する。」

「そうしていただけると話も早く進むので助かります。では、ルミエル様と謁見させていただけるように殿下にお話していただけますか?」

「わかった。」

……………。

「ずっとこうしていたいがそろそろ起きようか。早速殿下のところに行かなければ。」

「はい。私も領地内まわってきます。」

にこっこ笑うソフィアにチュッとキスをすると真っ赤な顔をして、硬直していた。

そんな顔も可愛く愛しい。

「そんな顔をしているともう一度しようか。」

「だ、大丈夫です。もう着替えなければ。」

そう言いながら慌てて続きの間の部屋と行ってしまった。


さて、気をつけながら王宮に行かなければな。

陛下や宰相が気づいてないとも言えないからな。

私も寝室を出て、王宮へ行く準備をしたんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ