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傷物の夫人は旦那様に尽くしたい  作者: すのーきゃっと
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王太子殿下の婚約者

キラキラ光る金髪にブルーともグリーンとも取れる瞳。

まさに王子様の容貌。

これは婚約者様は大変だろうな…。

ニコニコしてる王太子殿下は婚約者であるアイフォード公爵家のご令嬢と数人の護衛を引き連れるだけでベリオス公爵家へとやってきた。

なぜ婚約者様であるルミエル様もご一緒なのか…。

婚約者様もいるのにこんな人数の護衛だけなんて何を考えているのか…。

挨拶をして、応接室へとご案内し、私達4人はソファーに対面して座っている。

「私とルミエルが毎晩遅くまでリヌエーヌ国の事を極秘に調べていてたどり着いた先がルーカスが結婚したソフィア嬢が何かを握ってるのではないかと行き着き、ルミエルの魔力で私の右手で触られたものは傍受ができる魔法をかけてもらい、ルーカスの肩に触れた。それもすぐに解呪され、カメラも王太子としての指示で極秘にカメラをつけさせたがそれもすぐにバレてしまった。これはもう直接お会いして確認するしかないと思いルミエルと2人で極秘にやってきた。申し訳ない。」

頭を下げる王太子殿下とアイフォード公爵令嬢様。

慌てて頭を上げてもらったお二人に

「私などに頭をさげないでください。高貴なお二人に頭を下げてもらうような者ではありません。」

私の言葉にアイフォード公爵令嬢様は

「何をおっしゃってますの?薔薇の巫女様はこの世界で一番高貴なお方です。亡き祖父の兄はリヌエーヌ国の神官を仰せつかっておりました。」

ここにもまた関係者が?

今日はいったいどうなってるの…?

それとも騙されてない?

あ…ここにも結界が張られていたんだ。

セシルが私に悪意のある人達はこの結界内の話を結界外にでたときに忘れるという。

「私がリヌエーヌ国に興味をもつきっかけになったのもルミエルのおかげなんだ。」

「それは国として薔薇の巫女に利用価値があるからですか?」

ルーカス様がまっすぐ王太子殿下のほうを向いて聞くと

「何をおっしゃいますの?薔薇の巫女様を利用するなど私が許しません。私の持てる全ての魔力を使い阻止しますわ。」

ムキになってそう言うアイフォード公爵令嬢様。

苦笑いの王太子殿下。

「ルミエルのような者ばかりなら良いのだがやはりルーカスの言ったとおり薔薇の巫女の力を利用しようとするものもいる。残念ながら父である国王陛下もこの国の宰相もそうだ。父と宰相もリヌエーヌ国を滅亡させてるのに加担していると思う。」

苦しそうにそう言う王太子殿下。

嘘は無さそう。

私はイリスとセシルに視線をおくる。

二人とも頷いている。

二人には私付きのメイドとして部屋の隅に控えてもらっていた。

もちろん殿下に許可の上で。

ルーカス様を見つめると優しく微笑んでくれた。

私の好きにして良いと言うように。


「殿下、アイフォード公爵令嬢様。私はリヌエーヌ国の薔薇の巫女の証を持ってます。最近それが薔薇の巫女の証だと知ったのですが。生まれた時から背中に薔薇の痣があり、年を追うごとに大きくなっていきました。傷物の令嬢。伯爵家ではお父様にもお兄様お姉様からもそう思われ、こんな痣がある令嬢は貰い手がないと思い、小さな頃から勉学や領地経営色んな事を教えてもらっていました。そんな傷物令嬢である私にルーカス様は求婚してくださり、ルーカス様と私はお互い譲れないものがあり、それが一致して婚姻を結びました。こんな私にもルーカス様をはじめ、お屋敷の皆様、領地の皆様もよくしてくださります。私はそんな方達に迷惑はおかけできません。薔薇の巫女などという名誉でも何でもないのです。私はベリオス公爵家の妻としてやるべきことをやりたい。でも、こうして殿下やアイフォード公爵令嬢様が気づいたということは遅かれ早かれ気づかれるということだと思います。この領地を脅かすような事があるならば私は戦います。」

そう言った私の肩を叩いたルーカス様。

「殿下。申し訳ありません。私は何があろうともどんな指示を受けようとも私の最愛の妻を守ります。このベリオス家の守護剣を持って。」

最愛の妻…。

ルーカス様の言葉に頬が熱くなる。

「ルーカス、その剣…。魔石の力か…。」

「ソフィアが倒れる程の魔力を使い、力をうつしてくれました。」

「ただ、魔力の消費が激しすぎて結局成功したのはこの1本なので他の方法を考えてます。」

ルーカス様…。殿下に嘘を。

私はそれしかうつしてないのに…。

私の身体を思ってくれたんだよね。

「そうか…。引き続き頼む。」

少しがっかりした殿下の顔に申し訳なく思っていると

「薔薇の巫女様、私のことはルミエルと呼んでください。私もソフィア様とお呼びしてよろしいでしょうか?」

ルミエル様がそう言うので

「ルミエル様、どうぞソフィアとお呼びください。王太子妃になられるお方に様などつけてもらうなど申し訳ありません。それに他の方々に変に思われる可能性も高いので。」

「そうですわね。では、みんなの前ではソフィアとお呼びしますね。」

「あの…。まだ証も見せていないのになぜ皆様は私が薔薇の巫女だと信じてくださるのですか?」

さっきから感じでた疑問をなげつけると

「私はリヌエーヌ国の神官の末裔です。ソフィア様から感じる魔力が私の中に交わり合うような不思議な感覚をお会いした時に感じました。そして私のお仕えする方なのだと感じたのです。殿下はそんな私を見て確信したのだと思います。」

カタっと音がしたと思うと聖獣様が物凄いスピードで私の元にきた。

そんな聖獣様を見たルミエル様は目を輝かせて

「こちらのフワモコさんが聖獣様ですか?わぁ。可愛い。」

そう言うと頭を撫でる。

聖獣様は気持ちよさそうにしている。

王太子殿下もルーカス様も目の前の聖獣様に目を丸くしている。

このフワモコが聖獣なのか!?と言っているような目をしていた。

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