騎士団の不穏な動きと屋敷内の異変
司祭様の表情に咄嗟に祈っていた。
まるで何かに操られるように。
そうしなくちゃいけない気がして。
何か司祭様の身の危険を感じるようなことが起きる気がして…。
私は司祭様への加護と教会周辺に結界を張っていた…。
教会と司祭様に危害が及ばないように。
セシルのような子達がたくさんいる教会だから。
私を追い出すように何かが来ることを知っていた司祭様。
それにセシルも…。
きっとセシルは夢見だから何が起こるかを司祭様に伝えていたのかもしれない。
セシルは私が祈った後、ホッとしたような顔をしていた。
これから教会に誰かが来て何かがあったんだ。
こうなる事も夢見のセシルはわかっていたけど実際になるかは心配だったんからホッとしたんだね。
いつの間にか用意されていた馬車に乗り込み慌ただしく教会を後にした。
セシルの指示で少し遠回りをした。
途中町で買い物をした。
それもセシルの指示。
そうすれば何事もなくお屋敷まで帰れると。
たくさんの買い物をして、貴族の奥様が買い物をして帰ってきた。
その一つの箱に聖獣様を入れた。
素直に箱に入り、聖獣の力を封印したかのように力が感じなくなった。
そんな風に装った事が功を奏した。
途中で止められ、馬車を覗かれた。
メイド二人と執事と護衛の騎士を伴っての買い物。
途中でセシルに服も着替えさせていたのが良かった。
たくさんの買い物の箱を見て、すぐに解放されたけど。
有名ブランドの箱が積み上がっているのを見て、深々と頭を下げられた。
チラッと見た騎士は王立騎士団の紋章をつけていた。
あれは第五騎士団?
紫色の騎士団の紋章だったから。
第一が金→陛下直属の騎士団
第二が銀→王太子殿下の騎士団
第三が赤→第二王子殿下の騎士団
第四が緑→王妃や王太子妃をお守りする騎士団
第五が紫→宰相が動かす騎士団。主に外国から来国される方々の護衛が仕事。
なのにどうして?
こんな街中の馬車を調べていたの?
公爵家に戻った私は私の部屋にとりあえずセシルを迎え入れた。
セシルはメイドとして、イリスと共にここで働きたいと言っているがルーカス様に許可がなければそんな事できないし、それにとにかく休ませてあげたいと思った。
こんな小さな身体なのに色んな事あったのに無表情のままのセシル。
とりあえずイリスにセシルに湯浴みをしてもらう。
着替えは買ってきてるし。
そのままベッドで休ませたいと思っていた。
夕食までの間だけでも。
でも、セシルは私と話したいと言った。
セシルは戻ってくると一瞬魔力を放出した。
ただ、他の人にはわからないのかみんな何もおこってない風だった。
セシルはここにイリスとコークスも入ってほしいといった。
そして、テーブルにはお菓子を並べてお茶の用意をしていつものように立っていてほしいと。
そしてもう一度魔力が放出されたと思うと
「この部屋、今日誰かが侵入してカメラをつけてます。ただ私やソフィア様が見つけて外すという行為がなされれば私達の力に気づかれると思い、細工をさせていただきました。今相手がたには奥様がお菓子をたべて、執務をするという姿がうつってるとおもいます。もしかしたらいたるところにカメラが設置されてるかもしれません。大事なことはあまりこのお屋敷でお話されないほうがよいかもしれません。コークス様。あとでメイド見習いとして私を屋敷内案内してください。そうすればわかりますので。ソフィア様も見つけられると思いますがあまり騒がずいつも通りでお願いします。」
「わかりました。セリス。あとでメイド見習いとして案内しましょう。ところで私はここにいてもよろしいのですか?」
コークスはセシルが話し始める前にそう聞いてきた。
「ソフィア様のご判断に任せます。」
セシルがそう言うので
「コークスも聞いて。私もまだ良くわからないことがあるからルーカス様やコークスにちゃんと話せないのよ。母方の親戚に時間ができたら会いに行こうかと思ってたくらいだから。」
「それならば公爵家の執事として聞かせていただきます。」
コークスの言葉に私は笑顔を向ける。
そして三人を座るように促して、セシルそしてイリスの話を聞くことになってんだ。




