謎の生き物
ルーカス様、そしてイリスからベッドから起き上がって良いと言われたのはそれから2日たった後だった。
私の代わりにルーカス様やコークス達が色々と手配してくれた。
その2日間ベッドで休むという我慢を強いられた私は魔石の魔力を簡単に移せる方法がないかと本を読みあさり調べていた。
イリスに怒られながら、コークスは苦笑いを私に向けてくる。
ルーカス様はお忙しいかったのかこちらのほうにはおもどりにならなかったようだ。
まぁ、月二回の約束だしね。
その2日間はリラックス効果の高いお香をたかれて、私は本を読みながらいつの間にか眠ってしまっていた。
昔もそんな事された気がするな。
きっとイリスの仕業なんだと思う。
でも、眠っている間も魔石の事を考えていた。
もっと単純な方法があるのにそれを思いつかず自分の能力が活かせる方法をとっていた自分の馬鹿さ加減に呆れつつ、出歩く許可をもらったし、執務室で本を片手にルーカス様も次いつお戻りになるかわからないので私の考えを纏めて、手紙をコークスに託した。
単純にこの魔石を武器や身につけられるものとして加工できればそのものを持ち歩き、その力を発揮させることができるんではないかと思った。
でも、その魔石の能力を果たして魔力のない人達が持っていたとしてその能力を発揮できるのか疑問だった。
それにこんな単純なこと、考えてないわけもないだろうとも思った。
それをしても無意味だったのかあるいはできなかったのか…
何かあるなら教えてもらいたいっていうのもあった。
手紙を書き終わると公爵婦人としての職務として、書類の山とは言わないまでも領地の方からの嘆願書などを見ていた。
小さな見たことない動物が出没してる街があるみたい。
でも、人に危害を加えるわけではなく何かを探してるようだと。
ケーリという町。
大きな教会のある町か。
そこに孤児の子供達が預けられているという話は聞いていた。
ここから馬車で1時間くらいかな。
「イリス。出かけるわ。」
「奥様今度はどちらへ?」
「ケーリに行きたいの。」
「ケーリですか?ここから1時間はかかります。お身体にさわります。」
「今すぐいきたいの。コークスに行って馬車を用意して。」
「奥様無理しすぎるとまたベッドから起き上がることきんしになりますよ。」
「見て私の顔色。それにこんなに元気よ。」
そう言って1回転ターンをする。
苦笑いのイリス。
「私もお供します。」
「イリスは休んでいていいわよ。私につきっきりだったでしょ?」
「何するかわからない奥様を野放しにして私が休めるとでも?それに護衛も兼ねられます。」
「わかったわ。とにかく支度しましょう。」
そう言って馬車を用意してもらって、イリス、コークスそれに護衛騎士を伴ってケーリの町へと向かったんだ。
そこには世にも可愛いふわふわな生き物がいたの。




