6話 毒
ついに、レナが・・・
ゆっくり目を開けると、私はきみどり色の液体が入っているカプセルの中にいた。一応、息ができる設定になってはいるが、すぐに疲れる。
きみどり色の液体が、突如、上に取り付けてあるチューブに吸い込まれた。そして、液体がまだカプセルの中にパンパンにつまっているときは開かない小さなドアが開いた。
「おつかれ。」
社長が声をかけてくれる。
「ありがとうございます。しかし、本当に、今回の依頼は信長様本人による依頼だったんですか?」
「お前は本当に勘が鋭いな。その通りだ。今回の依頼は信長本人による依頼ではなく、柴田勝家が『強く、勇ましき姫』をもとめていたのでな。お前が一番最適だと思った。」
「ですが、私は戦い始めてすぐに倒れてしまって。」
「勝家はな、こう言っていたぞ。レナが戦い始めてから、子供に負けてたまるかと足軽たちの士気も上がり、見事、勝利を収めることができたとな。」
「そうですか。」
その時、放送が流れた。
『十二時になりました。ビュッフェを解放したので、昼食をしたい方は、ビュッフェに集まって下さい。』
「それでは、失礼します。」
「ああ。」
私は部屋を辞し、ビュッフェへ向かった。
途中、IQが高いトモキに出くわした。
「こんにちは。」
と皮肉たっぷりな口調で言って、通り過ぎようとすると、行く手を阻まれた。
「何か用?」
「おい、レナ。あの予定表は何だ。いくら社長の遠い親戚だからって、一週間丸々休むなんて、調子に乗るにも程があるぞ。」
「あんたバカ?この会社ではね、1年に一週間だけ休みを設けるの。その期間が十一月一日から十一月七日なの。あんたそんな事も知らずに今までずっといばってきてたわけ?バーカ。こんなバカに付き合ってる暇ないので。そこ、どけ!」
「くそが。ふざけてんじゃねえぞ。お前みてえな・・・」
トモキは私がさっきいた場所に目を向けた。しかし、私はもうすでにビュッフェへ向かっていた。
「あいつ。」
私は頭の後ろで両手を組んだ。
「あーあ、うるさいゴリラ。」
席に座った。
このビュッフェは、無料で食べられるし食べ放題だし、お得なのだ。
「あの。」
タクヤが声をかけてきた。
「ここ、いいですか?」
「どうぞ。」
私はお皿を取ってえびやとんかつやからあげなどをいっぱいおかわりした。
「それでは失礼します。」
「え。もういいの。」
「あ、はい。」
「ふうん。」
私はトイレに行った。
戻ってくると、私はバタフライピーティーという紅茶をのんだ。レモンをうかべてあるから、良い香りがする。
「うっ。」
突然、胸が激しく痛んできた。
意識がうすれていった。
レナは助かるかは次話で。