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タイムスリップ会社  作者: りな小説家の卵
3/8

3話 出陣

私は特別に、輿を用意してもらった。

「ついたぞ、おりろ。」

「はい。」

少し、天気が悪い。小雨がふっている。

「柿でも食うか?」

「はい。」

私は柿をもらった。

柿にかぶりついていると、柿の表面に水滴がぽたぽたと落ちてきた。

雨だ。雨がだんだんと強くなってきた。

「天が、我らに勝てと言っている。」

「お館様!申し上げまする!今川軍は、桶狭間山にて、弁当をとっておられます。」

「よし。全軍、桶狭間山に向かえ!」

またまた輿に乗って移動した。

眠かったから、少し横になった。





わあああああっ。

叫び声や唸り声がうるさかったので、私は起きてしまった。

「姫様!」

男の人が入ってきた。

「姫様って、私のことですか?」

「そんなことはどうでもいいのです!とにかく、この甲冑を身に着けて下さい!」

「戦えってことですか?死んだらどう責任取るんですか!?」

「そんなことはございません。もし姫様が討ち取られるようなことがあったら、われら家臣団は全員自害する覚悟にて。」

「そういう意味ではなくて!」

「我ら家臣団、命をかけて姫様をお守りします。」

「わ、分かりました。でも甲冑の着方分かりません。」

「手伝います。」

甲冑を着させてもらった。

すごい、私、本物の甲冑を着ている。

輿から出て、抜刀した。

早々、足軽が襲いかかってきた。私は足軽の胸を刀で刺した。

「来るなら来い、足軽ども!」

そう叫びながら、3人の足軽を切った。

倒れてきた足軽とぶつかった。

体が傾いているなか、馬上で槍をぶんぶん振り回している武将が見えた。ああ。多分、信長様だろう。

ドサッ。

後頭部で鈍い音が響いた。そのまま、意識を失った。

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