夢の中の母
今回、短いです。
そして、何を触ったのか、考えてみましょう。
「お母さん、僕は今、とても賑やかなところにいるんだ。お母さんも一緒に住もうよ。」
なぜだろう、母の顔なんて分からないのに、僕は向こうで座っている女性が母だと思って、語りかけている。
「.......」
座っている女性はなにも言わない。しかし、僕は語りかける。
「僕はずっとお母さんと一緒にいたい。」
「.......」
「なんであの時、僕を置いていったの?」
「.......」
「なんでなにも答えてくれないの?」
「.......」
その女性は何も語ってはくれない。だけど、その女性は手であさっての方向を指さして、少し微笑んだ。
僕はその指さした方向に手を伸ばした。
(霊夢side )
魔理沙が無理矢理呑ませたあと、駿が倒れたことに驚いた。まさか、あれ位の酒で倒れるとは思っていなかったから。
「....スモウヨ...」
「駿が何か言ってる。何かしら。」
近くにかけよって、駿の言葉に耳を傾ける。
「...オカアサンと一緒にいたい。なんであの時、僕を置いていったの?なんでなにも答えてくれないの?」
駿の目には微かに涙が浮かんでいた。
何も言ってあげられなかった。思い当たる言葉がなかった。でも、きっとだけど...上を指さして、
「あっちの世界で待っているわよ。」
そう呟いた瞬間だった。
(駿Side )
目が覚めた。頭がガンガンする。でも、なんか掴んでいる。隣を見る。霊夢が赤面している。あっ.....
そう思った瞬間、また意識が飛んだ。否、飛ばされた。
駿が目覚めたのはこの次の日であり、記憶も全くないらしい。霊夢に聞いても全く教えてくれず、何かを見ていたということしか覚えてなかった。
ゆくひめ「どうも、ゆくひめです。」
駿「俺に何があったんだよ...あまりにも理不尽だ。」
霊夢「.....っっ!!(赤面)」
ゆくひめ「まあ、男には忘れた方がいいこともあるんだよ、きっと」
駿「なんかけっこういい感じだった気が...駄目だ、これ以上思い出せない...」
ゆくひめ「ま、まあ、とりあえずここで終わりです。」
一同「あんたが締めるな!」
(´・ω・`)