蓮の小さな決意
蓮君回
時が過ぎて、もう既に夜です。
竹林に囲まれたこの永遠亭に月の明かりがさす中、外をぶらぶらしている蓮。
ちなみに、駿の意識は眠っているので、体の主導権は蓮が握っている。
「夜の散歩っていうのも悪くないな。」
太陽の光が眩しい昼とはうってかわって、夜の月の明かりはやさしい。心が安らぐ。
「あら、病人が抜け出したらいけないわよ。」
「あぁ、永琳さん。こんな時間にどうしたんですか?」
八意永琳。
この永遠亭の指導者というべきか...
そんな人が夜遅くに何をするのだろうか?
「実はね、最近ある人の依頼で新薬の研究をしてるの。だけど、なかなか上手くできないのよ。」
「その薬って...どんなのなんですか?」
「プライバシーに関わることだからあまり言えないんだけど、それでも聞きたい?」
なんなんだろうか。自分の第六感が駄目と言ってる気がする。
「それより、輝夜さん..でしたっけ?あの件なんですけど...やっぱり駄目ですか?」
あれだ。なんかゲームやってた女の子。
あの人は蓬莱山輝夜。
まあ、彼女のことを順を追って話すとしよう(自分の回想も含めて)。
「すみません、相談があるんですけど...」
「あら、何か悪いところでもあったの?」
「いえ、そういう意味ではないんですけど。
...部屋を変えることってできますか?隣の部屋の人がうるさくて...。」
今の気持ちを素直に伝えた。
毎晩の如く、ああ!だのがぁ!だの聞くのはさすがに嫌なのだ。当たり前ではあるんだけど..。
しかし、
「ごめんなさい。部屋はそこしか空いてないから、我慢して。それに、あの子にとっては時間は...」
そこで聞かされた。
彼女は決して死ぬことがない体であること...
まぁ、色々省略させていただくが、彼女が可哀想であることはわかった。
当然なことだけど、自分達の意見は却下された。
「言うの忘れてたけど、あなたは近いうちに退院だからそれまではあの部屋で我慢してほしいの。」
近いうちに退院...
どうせ、駿のことだ。存在感消してふらふらさまようんだろうなぁ...。
不覚にも、何もかも妥協していた頃を思い出した(駿の記憶だけど)。
うるさくても、暴力を振るわれても耐えていた頃を..。
でも、今は違う。普通の世界じゃないんだ。
「先に戻るわ。あなたも早めに戻りなさい。」
永琳が何かを言っていたが、自分の決意の前にその声は届かず...。
退院までの数日間の目標
"永遠亭のニートを引きずり出す!"
ゆくひめ「投稿遅れて(ry」
霊夢「私...何ヵ月も放置されてるんだけど...」
ヒロインちゃんはマジ天使




