聖夜の奇跡 前編
特別編にそれます。
それでもいいって方はゆっくり読んでいってね。
We wish your marry christmas
街中この音楽に包まれ、あたりは神々しく輝いている。。
「クリスマス...だっていうのにな。」
そんな中、一人でふらふらと歩いている。
「サンタなんてどうせいない。それに、みんなには...一緒にいる友達がいて...家族が...」
はぁ..と吐いたため息はどこか乏しく見える。
みんなが笑顔で歩いている。
時には、プレゼントを抱えた親が...男のところに走っていく人が...
「あ~ぁ、リア充なんて爆発してしまえよ...くそ」
家族...いや、正確には親戚たちか。あいつらはどこかのレストランで食事をすると書き置きして、2000円と俺をおいて出掛けていた。
そして、今は一人分のケーキと食事を買って帰る途中だ。
「クリスマスなんて要らねーだろ。何でキリスト教の行事に手をだしてんだよ。」
そんなことを愚痴る。しかし、そんなことを言ったところで何も変わらない。
「クリスマスを楽しむ事なんて..ないよ。」
~博霊神社にて~
今日はいつもより寒く、雪が降り積もっている。
「霊夢、雪かき終わったぞ。」
いつもの如く雪かきをしっかりと行う駿。
「お疲れ、ちょうどお茶いれたから飲んでて。」
「うん、ありがとう。」
こういう寒い日には暖かいお茶が体に染みる。
「つかぬところ申し訳ありません。」
「ぬおぅ!」
何だ!...と思ったら咲夜さんだった。びっくりした。
「びっくりさせないでくださいよ。」
「急用だったもので...駿様にお願いがあって来たのですが...」
「俺に?」
「実は..サンタになってほしいのです。」
..は?
「サンタって..白い髭の?」
「他にどのサンタがいるんですか?」
そりゃそうだけどサンタって..
「レミリアお嬢様が妹様にサプライズをしようということで..」
「でも、俺は「行ってもいいわよ。」霊夢!」
「別にいいじゃない。フランだって子供なんだし。きっと喜ぶわよ。」
「それでは服などはこちらで用意するので、夜に来てください。霊夢さんもどうですか?」
「私も来ていいのかしら?」
「人が何人増えてもこちらは構いませんので。」
「それじゃよろしく♪」
「かしこまりました。」
...俺、サンタになるのか。
フランちゃんと聖夜を過ごしたい。
ああフランちゃんマジ天使!
サンタコスプレしてあんなこととか(ry
そんなことを考えて恥ずかしくなったゆくひめです。