白玉桜で(その3)
やっと本編だぜ。
なんだかんだ勝ちました。
もはや蓮君チート認定ですよね。
何はともあれ、これで無事に白玉桜の行き方が分かる
「幽々子様を守る者として未熟!ここで魂魄妖夢は切腹いたします!」
...そう思ってた時期が私にも(ry
「いや、俺は修行のために来ただけで別に幽々子さんを倒しに来たわけでは...」
「あなたが私の主の名を知ってるのはなぜですか!」
「今さっき自分で言ってたじゃないか!」
「私はそのようなことは申してなどいません!」
「どんだけ理不尽なんだよ...」
こんなことしてたら、日がくれてしまう。
とは思ったが、今一度周りを見渡すと、灯籠が輝いていて、暗くなる気配はない。
「色々聞きたいけど、ここは「にゃー♪」?」
頭がずっしりと重い。
ああ、そういえば、さっき猫いたっけ。
昔から猫に好かれやすい体質なのか、野良猫とかに寄り付かれるんですよね。
「...はうぅ..」
なんか俺の頭が凝視されております。
「だ、抱きつかせてください!」
「えっ、ちょっ!?」
ゴッと鈍い音が...あ..あれぇ..周りがぼやけて...
「この子は駿って名前。ほら、なんか..かっこよくない?」
「そして、この子は...」
「一刀両断にしてあげる!」
「それはやめてください!」
...なんていう夢だよ...。なんか懐かしい感じだと思ったけど、あれはない。なんか...うん。あれはない。
しかし、なんだったんだろう。
どこか遠く忘れ去られた感じの...
「にゃー♪」
「頭痛い!」
そういえば、頭打ってから...なんか膝重い...
「んん...」
あらあら、この子寝てるわ。
動いたら起きるし、ここは紳士的に...
「私はあなたを守ります~...」
そういえば、主だのなんだの言ってたな、この子。
俺と同じくらいの子なのに...しっかりしているんだな。
...かなりドジだけど。
「どうせ何も出来ないし、二度寝するか。」
「妖夢~、ご飯食べたいんだけど~」
...目と目が合う~瞬間
「あらあら、妖夢が食事中だったのね♪」
「おーい、起きて事情説明しようかー」
紳士的に起こすつもりはなかった。
「と、まあ、だいたい読者の予想通りの展開です。」
「それは世の中ではメタイって言うのよね~」
まあ、だいたい説明終わりました。
「その、先日は何も知らずに申し訳ありませんでした。」
「いや、もう過ぎたことだからいいけど...命は大事にね。」
俺の命の存在よりはるかに大事だろうし...
それに俺には...
「そういえば、修行の件なんだけどね~、蓮君は表に出ないでね~」
~Change ~
「言われなくても分かってるよ。」
「幽々子様、それは一体...」
「説明面倒だから察してね♪」
「適当過ぎですよ!」
~change ~
「えっと、俺は何するんですか?」
「座禅だけよ~♪」
「...はっ?」
霊夢「あんた、猫に好かれやすいのね、意外だわ。」
駿「だけど、犬に嫌われるというね」
霊夢「そういえば、あんた私と話してて大丈夫なの?」
駿「大人の事情って言えば大丈夫だってさ。」
霊夢「なんでもありね...」
駿「気にするな。気にしてると禿げるぞ。」
霊夢「禿げないわよ!ったく...
せっかくあんたと話せて...」
駿「なんか言った?」
霊夢「なんでもないわよ!」
駿「あっ、はい。」
次回、修行スタート...のはず。