風邪と頭痛に霊夢さん
白玉桜の前あたりのはなし。
テスト期間クオリティだから許してください。
「すごく頭痛い。」
「いま永琳からもらったから、おとなしく寝なさい。」
幻想郷ではここ数日、大寒波が押し寄せ、雪が降っていた。
その結果、屋根に雪が積もり、水のはっているところは天然のスケート場となり、子供たちが遊んでいる。
「すごく萎えるわ...何で風邪引いたんだろう。」
「それはあんたが雪かきしてる時に滑り落ちて、二時間も寝てたからでしょ。」
「記憶がない...てか、早く気づけよ。」
「普通に気づかなかったのよ。」
俺の存在感ぇ...
どうしようもなく、ただ布団の中に潜っている。
やることないかな...本当に暇なんだけど。
「こら、やることないからって起き上がらないの!」
なんかお見通しだったらしい。
誰か来てくれないかな?
今頃、みんなも雪かきしてるのかな?
子供たちは氷の上で滑ってるのかな?
そんな想像ばかりが頭の上をよぎる。
「パーフェクトフリーズ!」
縁側のほうが氷でおおわれる。まさか、この声は!
「ふふん、あたいったらさいきょーね!」
「でやがったよ、この⑨が...」
何でこんな時にくるのか...相手にならないっていうのに...
そういうと、チルノは氷の一部を割って、俺のところに来た。
「早くよくなってね!」
「俺のおでこを低温やけどさせる気まんまんじゃねーか。」
誰が直に冷やそうとしてやがる。...でも、
「わざわざありがとうな。」
「さいきょーのあたいならこれくらい楽勝だから!」
「んで、この氷はどうするのかしら?」
あのやろう...氷が大量に残ってんじゃねーか!
しかも、かなりの範囲だから相当でかいし...
「かき氷にするとかかな?」
「ちょっと頭を冷やそうねぇ♪」
このあと、めちゃくちゃ氷づけにされた。
ちなみに、風邪はこの4日後に治ったそうです。
チルノちゃんが駿のところに行く前
「実はな、今日は駿なんだが風邪引いたらしいから、代わりに私が授業をする。」
「先生、風邪って何ですか?」
「体調が悪くなることだ。風邪引いた時はしっかりと体を温めて、頭を冷やすんだぞ!」
「あたいなら冷やすくらい完璧!」
「お、おい、チルノ!授業を受けなさい!」
チルノはそのまま博霊神社に向かった。




