アリスの家にお泊まり 前編
アリス可愛い。
触手に襲われたせいで、道に迷ったところをアリスさんに助けてもらった駿です。
「わざわざ、さんづけしなくいいわよ」
「初対面の人だとどうしても癖で...」
「私からしたら初対面じゃないけどね。」
「えっ、どこかで会った?」
会った記憶がまったくないんだけど...
「宴会に遅れた時、倒れてた駿を介抱したけど...」
可愛い子になんてことさせてんだろ、俺。
「霊夢からなにも言われなかった?」
「...頭が...」
思いだそうとするが、思い出せない。(母の回参照)
「たぶん、聞かされてないよ...」
「?」
なぜか苦しむ駿に疑問を抱くアリスだった。
「お風呂にする?それとも御飯にする?」
おおう...これ実際言われるとなんかいいわ。
まあ、ここで普通の男子はアリス一択だろう。
しかし、俺は違う!
「一緒にお風呂どうですか?」
「御飯の用意するわね。」
男の夢、叶わない。
「すいません、先にお風呂入らせていただきます。」
あの作業のあとで、体が汚れていたので、お風呂にしました(涙)。
蓮(おいおい、泣くほどのことか...)
お前はどこぞのラノベの主人公か!
俺はアリスさんと...入りたかった!
悔しさと体の日焼けが身に染みる風呂だった。
「すごく...キノコです。」
食卓に並ぶものを言おう。
・キノコご飯
・キノコのシチュー
・キノコステーキ
・山菜とキノコの卵とじ etc....
「魔理沙がこの前のお礼だってくれたの。」
ここまでキノコにしますか。
しかし、アリスがせっかく作ってくれた物を粗末にするわけにはいかないので、しっかりと食べる。
~10分後~
「やばい。食べ過ぎだ。」
思った以上にキノコがいける。
こんなにキノコが旨いとは思わなかった。
「久し振りに賑やかな食卓だったわ♪」
「いつも一人なのか?」
アリスが一瞬ピクッとなる。あ...地雷踏んじゃった。
「うぅ、霊夢とかは魔理沙がいるし...上海いるし。
寂しくなんかないし...」
「なんかごめん!いつでも神社来ていいんだよ!
参拝客いなくてさみしいくらいだから!」
「うぅ、本当にいいの?」
とりあえず、アリスがあんな状態だったからつい言ってしまったけど...まあ、大丈夫だよな。
「もちろんだよ。」
いや、ボッチは辛いもんね。俺もよく便所飯やってたから、よくわかるよ。
このあと、メチャクチャ皿洗いした。
駿「そういえば、ゆくひめはいつも学校で誰と食べるんだ?」
ゆくひめ「一人。教室で弁当を食べる」
駿「お前もか...」
ゆくひめ「お前だけじゃないさ」
アリス「なんか...目から塩水が...」
ゆくひめ「次回は少しやっちゃう回です。」