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東方存在歴  作者: ゆくひめ
紅魔館編
15/58

もう一人の自分(その1)

ブラック企業ではないと思う。


「神社儲かるようにする約束、だったわよね」

「うん、そうだけど。」

「掃除と洗濯くらい、私だってしてるわよ!」

あれから毎日掃除と洗濯くらいしか働いていない。

実際、こんなことではダメだって分かってるけどね。

「来ないから仕方ないだろう。」

「そこはあんたが考えてよ。」

「そこまで丸投げされます!?」

まあ、そんな感じで神社の経営を任せられ、事実上、ここの経営者になった。




「それはさすがに来ないはずだわ...」

道が整備されておらず、至るところに苔がはえている。

標識の文字はかすれて、よく読めない。

「整備するしかないよな...」




「しかし、こんなところに来る人なんていないだろ。」

階段は長く、一息つける場所もない。

おまけに、この先についても賽銭箱くらいしかない。

「儲からないわけだよ」

よく生活できるな、霊夢...

とりあえず、これからやることをまとめてみた。

・道、標識の整備

・休憩所の設置

・名物となるような物を作る

ざっとこんなところだろう。

道が長いから、これは辛い作業になる。

名物は、霊夢に考えてもらっとくか。




翌日の朝4時。

昨夜につくってもらったおにぎりを食べ、駿の仕事が始まる。まずは人里の近くから道の整備を行う。

標識の整備も欠かさない。持ってきた道具で標識に文字を書き直し、はえている苔を落とす。

道が凸凹しているので、平らに踏みやすいようにする。

この作業が夕方まで行われ、この作業が二週間程続いた。

霊夢はこれに感心してか、駿に対する態度が変わる。

駿はいつも通りがいいといったが、

「こんなに頑張ってるからちょっとくらいいいわよ」

と言って、態度が変わることはなかった。

この作業も終わりに近づいた日。

その時、予測しない出来事が駿を襲う。


霊夢「いやー、駿がよく働いてくれて助かるわ♪」

魔理沙「お前、ちょっとヤバくないか」

霊夢「これで博霊神社も安定して、一件落着よ。」

ゆくひめ「こういう時、誰もが図にのるよな。」

霊夢「図にのるとは失礼ね」

魔理沙「自覚しろよ、まったく」

ゆくひめ「今回はこれで終わりです。」

??「くだらねぇ」

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