河童と一狩り行こう(その3)
イベントのミラ様を33分で討伐したのはいい思い出。
「まあ、大体こんなところか。」
駿のレ〇ス3分クッキングによって、武器と防具の一式が揃った。閃光って素晴らしいね。
「盟友、目がチカチカする...」
飛んだら投げるを基本してたからね。仕方ないね。
「あんまりやりたくないけど...」
と言いつつ、にとり(猫)を蹴る。
「蹴るなんて、ひどいよ盟友!」
ピヨリを直すにはこれくらいしかないんだよ...
「あとはラスボスだけか」
「盟友が倒すの早すぎるよ...」
なんたって、5分や10分で終わるからね。
「このゲームがダメなんだよ。俺の頃はこんなに軽やかに動けなかったし、謎の判定もあったし...」
「話が長くなりそうだからそこまでにしてね」
少し納得がいかんな。
「これだけの装備だったら大体いけるかな。」
太刀を担ぎ、頑丈な防具を纏っている。これならいけるな。
「この笛とか使えるかな?」
「それは必要ないと思う。そこの赤い笛とか持っていくといいよ。」
にとりはあいかわらずの装備。うらやましい。
霊夢は来る気配がしない。紫さんが呼んでくれると思ってたのに...
「普通、あんた達がこの中にいると思わないでしょ。」
霊夢の声が外から伝わってくる。
「霊夢!きてくれたのか。」
「まったく...紫が駿を閉じ込めたっていうから...」
そう言いながら、霊夢は指で何かを描く。
すると、元の世界に戻った。
「一狩りはどうなったんだよ」
結局、ラスボスを倒さずに出られた。
今までの苦労はなんだったんだとうなだれる駿とにとりだった。
駿「そういえばさ、あのゲームどうしたの?」
霊夢「あんな危険なものをほっとくわけにもいかないから、しっかり封印したわ。」
ゆくひめ「指で描くあれはなんだったんでしょう?」
霊夢「なんでも封印解くやつ」
にとり「ラスボスの意味なかったね」
??「解せぬ...」
ゆくひめ「次回は駿君に頑張ってもらうかな。」
駿「もう疲れたよ...はぁ」