河童と一狩り行こう(その2)
たぶんその4くらいまでいくかもね
「これはいったいなんなんだよ」
目を覚ますと、そこには見覚えのある世界が広がっていた。
「まさかゲームの世界に...」
「どうやら、本当にゲームの世界みたいだね。」
となりの猫がしゃべる...しゃべった!
「大丈夫だよ盟友、河城にとりだよ」
「なんでお前猫なんかに...」
「能力も使えそうにないし、たぶんこの世界の中にいるものと同化したんだと思う。」
にとりは冷静に分析している。
しかし、このままでは埒があかない。
どうにかして、霊夢とかに教えないと...
「外の世界から誰か来るといいんだけど...」
「あら、こんなところで何してるのかしら」
「あれ、紫さんじゃないですか。ちょっとこっちにきてください。」
「なるほど、つまり紫さんのイタズラがこの事態を引き起こしたと。」
「はい、すいません。」
いや、まさかこの世界の料理を食べに来るとは思ってなかった。
...紫を追っている時、体が妙に軽かったけど、たぶん、俺はハンターなんだろう。
「とりあえず、霊夢にこの事態を伝えます。」
「その前に、どうやったらこの世界から出られるんだ?」
「最後のボスを倒したらいいんだけど...」
「ちょっとこっちこようか」
紫さんには俺の手作り料理をご馳走してあげました。
そしたら、紫さんは泣きながら「美味しい」と言って食べてくれました。
若干手が震えてたけど、それは気のせいだと思う。
「こんな装備じゃ、ラスボスなんて倒せないよ、盟友。」
「その点は問題ない。紫さんに頼んでゆくひめのデータをもらったから」
なんかそれなりにやりこんでるらしいし、たぶん大丈夫だろ。
「うん、微妙だな。」
避けるものや走るものばかりで、使えるものがそんなにないし...
「ちょっと肩慣らし程度にクエスト行ってみようか。」
「なら、僕も同行するよ」
全身がラスボスの防具です。
「なんでお前の装備そんなに強いんだよ!」
猫に初めて負けた日だった。
...にとりだけど。
駿「お前のデータなんだよ。」
ゆくひめ「ナ〇ガ装備は強い(キリッ」
にとり「僕の装備、そんなに強いの?」
ゆくひめ「防御は異常です。」
駿「どうせならいい装備作れよ...」
ゆくひめ「ボックスの中に大量に余ってる素材使えばいいのに」
駿「紫さんがもって行った...」
ゆくひめ「紫さん...」
霊夢「あたしの出番は?」
ゆくひめ「次回からよろしくお願いします。」
駿「次回も読んでいってくれるとうれしいです。」